4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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IF(いふ) ~もし全部夢だったら・・・(2)
仕事を終え、束帯を布袴に着替えに二条院に戻ってから、右大将家五条邸に向かう。もちろんそこには僕の最愛の婚約者綾乃がいる。前あったのは数ヶ月前。まだ13歳という若い妻になるわけだけど、早く結婚したくて父帝に急がせたのは言うまでもないけど・・・。

出会って3年・・。綾乃のことを忘れる時なんかなかった。いつも頭の中は綾乃のことでいっぱいだった。やっと綾乃と結婚できるんだ。

五条院に着くと右大将殿がわざわざ出迎えてくれる。寝殿に近づくと、なにやら楽しげな声が聞こえる。一人は綾乃の声・・・。あとは誰?

「こら、綾乃!宮様が来たよ。」
「二の宮様が?うふふふ・・・。」

僕は寝殿に入る。中に入ると・・・。綾乃が2人????どっちが綾乃?僕は2人の綾乃の前で立ち尽くす。2人の姫君は向かい合って微笑みまた楽しそうに話し出す。

「右大将殿?」
「これ、綾乃に彩子姫、もう宮様をからかうのはやめよ。」
「もう、お父様、綾は二の宮様を驚かせようと思ったのよ。二の宮様、綾はこっちよ。」

綾乃は立ち上がって、僕に抱きつく。

「二の宮様、どうして綾乃と彩子姫の見分けが出来ないの?」
「ホントに綾乃?」

確かに香の匂いは綾乃だ。

「ごめん綾乃・・・。」

僕は人目をはばからずに綾乃を抱きしめる。

「この姫はね、彩子姫って言って、お父様と従兄弟の大和守の姫君なのよ。綾もはじめてあったときは驚いちゃった。まったく背格好も声も同じなんだもの・・・。お父様も間違うくらいよ。」

僕は案内された円座に座り、綾乃を側に置く。すると続々と膳が運ばれてくる。ホントに綾乃と彩子姫の見分けがつかない。着ている物と香の匂いで判断するしかないのか?右大将は僕に酒を注ぎながら言う。

「私もはじめ驚いたのですよ。今度の豊明節会で舞姫に選ばれましてね。こうして舞姫の後見をかってでたわけなのです。ま、この姫ももうお相手が決まっておりますが・・・。」
「相手?」
「典薬助の嫡男です。もともと大和守と典薬助は仲がよく、交流がありましてね、幼馴染といいますか・・・。」
「ああ、今日殿上していた童だね・・・。確か和気泰明・・・。まだ元服していないよね・・・。」
「年明けに元服と。とても賢いこと聞きました。将来が楽しみですね・・・。」
「うんそうだね。和気泰孝殿は僕の主治医でもあるし・・・。」

ああ、泰明に彩子か・・・。あの夢は半分現実ってことか?ホントに彩子姫は綾乃にそっくりで、でも見ているとやはり性格が違うんだよね・・・。やはり綾乃と違って彩子姫は田舎の姫って感じで天真爛漫。教養のある綾乃とは違うんだ。綾乃は僕の妃になるために一生懸命お妃教育しているし。でもこんなにそっくりな人っているんだね・・・。

楽しい宴は終わり、綾乃は僕の車まで送ってくれる。僕は綾乃を抱きしめお別れのくちづけ・・・。綾乃は真っ赤な顔して見つめてくれた。

「婚儀のこと聞いた?」
「うん・・・。」
「早くその日が来るといいね・・・また来るよ・・・。」

綾乃は僕に手を振ってもちろん僕も手を振って車に乗る。ほろ酔い気分がいい感じ・・・。少し見ない間に綾乃は少し背が伸びたかな・・・。そして子供子供していた顔つきも、だいぶん大人っぽくなってきたな・・・。この前文で初花(初潮)が来たのって書いてあった。大人になった綾乃。だから少し見ない間に大人っぽくなったのかも知れないね・・・。



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