4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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うれしはずかし恋愛生活~東京編 (11)新しい年

 雅和さんと付き合って3回目の元旦。去年はいろいろあったけど、今年は心機一転心を入れ替えてがんばることにしたの。





大晦日、パパは仕事の関係で帰ってこなかった。年越し演習でもあるのかな・・・。初めて雅和さんと年越ししたの。いっしょに年越しそば食べて明治神宮まで初詣・・・。そしてあたしの部屋で元旦の朝を迎えたの。年賀状が届くまで、ゆっくり寝てた・・・。形だけだけど、昨日までに作ったおせち(もちろんパパにお弁当で持たせたけど)を出して、一緒に食べたりなんかしたんだけど・・・。





「年賀状見てくるね・・・。」





あたしはコートを着て足早に下にあるポストまで行った。やっぱり元旦の朝の空気はなんか違う・・・。なんていうのかなぴんっと張り詰めた清々しい感じで・・・。毎年思うのよね・・・。今年はがんばろうって!





相変わらず年賀状の量は多い。ほとんどパパ関係。あたしの場合は友達みんなに写真つきメールで日が変わってすぐに一斉送信。もちろん雅和さんにはこうして会うことわかっているからいらないし・・・。




弐條家年賀状


毎年恒例の雅和さんのお父さんからの年賀状。私的なものなんだけど、毎年親子三人の写真つき。一昨年は官邸の階段で。去年は公邸前で。今年は・・・これはどこ?




「ああこれ?官邸の総理執務室だよ。」




お父さんが総理大臣の椅子に座って両側にお兄さんと雅和さん。三人並ぶとホントによく似た親子。お兄さんはお父さん似だね・・・完璧。雅和さんはお母さんに似ているの?少し女性っぽい顔つきなのよね・・・。お兄さんはちょっと古風な感じなんだけど、雅和さんは今風の顔つき。もて顔ってやつね。写真の下には近況が入っている。




『昨年党総裁の再選を果たし、おかげさまで再び・・・・・(省略)・・・・長男雅孝は昨年文科省に入省し、次男雅和は慶大で政治学を学びながら、私の後継者として日々精進しております。皆様の・・・・(省略) 内閣総理大臣 弐條常康』




そして直筆で一言添えてあった。雅和さんのお父様は大変まめな方で、党議員(もちろん地方議員も)、その家族の誕生日をすべて把握して、誕生日には直筆のメッセージカードを送っているらしいの。あたしもそうだけど、あたしの家族にもちゃんとカードを送ってくださる。まああたしの場合は、食事をしてくれたりして家族同様に扱ってくれるんだけど・・・。ホントまめよね・・・。きっと年賀状の一言も公務の合間に書いているんだろうな・・・。そういうまめさを雅和さんは受け継いでいるのかな・・・。




夜、雅和さんとお父さんのところへ新年のご挨拶に行くんだけど、それまでは家でゆっくり・・・。




「ねえ、また今年も新年会に出ないといけないの?」


「さあ・・・。今日言われるかもしれないけれど、でも官房長官には挨拶しておかないと・・・。」


「どうして?」


「僕らの結納の媒酌人を引き受けていただいたんだよ。官房長官は次期総理大臣と言われている人だからね・・・。官房長官ご夫婦が僕らのバックアップをしてくれるのだから、先は安泰ってことだよ。」




本当にあたし達の結納&結婚は党内一大イベントらしいのよ・・・。いろんな人たちから仲人の申し出があったそうなんだけど、お父さんが一番信頼をおく官房長官にお父さんは頼み込んだんだって・・・。ホントに雅和さんは将来有望なんだね・・・。なんせ2代総理大臣やってる家柄だから・・・。まあ期待はかかるかな・・・。20歳になって雅和さんは正式に家族党員から党員になったから、雅和さんは出席するんだろうけど・・・。お父さんと同じ派閥に入るんだね・・・。弐條派に・・・。まあ当たり前か・・・。




まあなんとか恒例行事を済ませて家に戻ってきた。やはり新年会は出席しないといけない・・・。んんん・・・。まあ官房長官夫人も出席だからご挨拶しないといけないんだよね・・・。やっぱり着物かな・・・。夏休みにおばあちゃんが京都で作ってくれた振袖着ようか・・・。でもあれは結納用だしな・・・。やっぱり去年食事会で着たやつかな・・・。雅和さんは何でもいいよって言ってくれるけど、気になるじゃない?




まあそんなこんなであっという間に当日・・・。 また雅和さんは開始時刻よりも早く会場入りして、準備を手伝っているの。あたしはというと、一緒にニューオータニに入って、着付けとか髪の毛とかで大変なんだけど・・・。今日は帰りアルコールが入るからって雅和さんとタクシーで来た。あたしはまだ着付けの予約時間になっていないから、ホテル内をぶらぶらしてた。




ここは3月の佳き日に結納をするホテル。結婚式もここでするんだろうな・・・。有名な日本庭園を眺めたり・・・。もちろんブライダルサロンも・・・。年末に結納の予約に二人できたっけ・・・。ここのホテルは永田町にも近いから便利でいいけど、結婚式はやっぱり神戸でしたいな・・・。雅和さんと出会った神戸で・・・・。




新年会の行われる会場では忙しそうに雅和さんが走りまわってた。きっとあたしなんかに気がついていないだろうな・・・。ああもうそろそろ行かなきゃ・・・。




あたしは着付けを済まし、会場に向かった。




去年の新年会はあたしと雅和さんの婚約を発表して大騒ぎになったな・・・。あれからもう1年か・・・早いな・・・。




会場は続々と人が集まってきて、受付を済ませた人たちは会場で名刺交換をしていたり、話し込んだりしている。あたしは宴会場前にある椅子に腰掛けて、人ごみを眺めていた。やっぱり党最大の派閥だから、報道陣も多いのよね・・・。雅和さんはどこにいるんだろう・・・。




「綾乃。」




雅和さんがあたしの前に立ってそっと手を差し伸べたの。




「あれ?お手伝いしなくていいの?」


「ん?手伝いは準備だけだから・・・。受付済ませて中に入ろうよ・・・。」


「うん・・・。」




あたしは雅和さんの一歩後ろに歩いて受付に向かう。やっぱりあたし達って注目の的なんだわ。すごく視線を感じるのよね・・・。気のせいじゃないのよ。会場に入るといろんな人達が集まってきて、雅和さんはさすがに愛想よくしゃべっている。別にあたしは人見知りしているわけではないけど、なんとなく気が重い・・・。たまに誰かわからないご夫人に話しかけられて、微笑みながら話すのだけど、人が多すぎて誰が誰かわからない。名前と顔が一致しないのよね・・・。




「まあ雅和君。お久しぶりね。」




着物を着た品のいいご夫人が雅和さんに話しかけてくるんだけど、誰だかわからないのよ。きっと議員さんの奥様なんだわ・・・。




「お久しぶりです。綾乃この方はね、官房長官の奥様ですよ。」


「まあこの方ね、雅和君のお相手の方は・・・。まあ可愛らしいお嬢様だこと・・・。」




なんと仲人を引き受けてくれることになった官房長官の奥様・・・。未来のファーストレディーね・・・。




「始めまして・・・源綾乃と申します。この度はお目にかかれて光栄でございます。」


「まあ雅和君にぴったりの方ね。親御さんもきちんと躾されているのね。ホントに可愛らしい。遅れましたが、わたくしは官房長官藤原貞利の妻、聡子と申します。よろしくね。ご結婚された暁には、議員婦人会においでになってね。綾乃さんならみんな大歓迎よ。」




やっぱりそういうものがあるんだ・・・。付き合いたいへんそう・・・。




このあと官房長官も合流して、雅和さんとあたしは3月に行う結納のご挨拶をしたの。本当に官房長官ご夫婦は仲がよくって、理想的なご夫婦・・・。お子様はいらっしゃらないらしいけれど、いつまでも新婚夫婦のような仲のよさはあたしの目標になりそう。奥様は大きな会社の元社長令嬢。官房長官が駆け出しの頃にお知り合いになられて恋愛結婚だったそう・・・。あんな夫婦になりたいな・・・。ホントに・・・。




いろいろもみくちゃにされながらやっと終わった新年会・・・。もうあたしはくたくたよ・・・。去年は途中で気分悪くなっちゃって途中で帰ったけど、今回は最後までいたわ。雅和さんはいろんな人にお酒を薦められて、やっぱり偉い人ばかりだから断れないでちびちび飲んでた。3時間も飲み続けて大丈夫かな・・・。あたしは水を持ってきて雅和さんに渡したの。




「大丈夫?これ飲んだら?」


「ありがとう・・・。さ、帰ろうか・・・。」




結構雅和さんは相当酔っていたの。しょうがないからあたしは服に着替えないで、そのままの格好で雅和さんの荷物まで持ってタクシーに乗り込んだの。




「広尾までお願いします。」




雅和さんはタクシーに乗るなり寝てしまったの。紀尾井町から広尾までそんなにかからないんだけど、おきてくれるのかな・・・。おきてくれなかったら運転手さんに手伝ってもらおうかな・・・。なんて考えながら、広尾の雅和さんのマンション前に着いた。




あたしはタクシー代を払って、雅和さんを起こしたの。まあなんとか起きてくれたんだけど、部屋まで連れて行くのが大変だった。あたしも着物でしょ、余計大変よ・・・。まあ無事部屋の中に入って、リビングに到着。すぐに雅和さんはソファーで寝てしまったのよね・・・。あたしは寝室で着物から服に着替えて、きちんとたたんでから、雅和さんの様子を見に行ったのね。




「雅和さん、こんなところで寝たら風邪ひくよ。明日は成人式でしょ。」


「ん?んん・・・。」




あたしは雅和さんに水を飲ませてから雅和さんを寝室に運んだの。そしてスーツにしわがいくのが嫌だから、きちんと脱がせてかけておいたの。何でこんな時に限って響貴さんはいないんだろう・・・。あっそうか、成人式のために神戸にいるんだ・・・。




「綾乃、一緒に寝よ・・・。」


「もう!あたし帰るね。パパが心配してるし・・・。」




あたしは雅和さんの頬にキスをして帰ったの。もうやになっちゃうな・・・。明日はきっと二日酔いでしんどいって電話かかってくるんだろうな・・・。無理して飲むから・・・。




案の定、次の朝、雅和さんから電話あって、二日酔いだから助けてって・・・。だからいったじゃん。あたしは電話越しに大きな声を出してあげたの。そしたら辞めてくれって・・・。ちょっと意地悪して楽しかったけど・・・。もちろんあたしは雅和さんのためにさっぱりしたものを作って家に行ったわよ。家に行ったらやっぱり雅和さんは死にそうな顔であたしを迎えてくれた。




「あああああ!もう酒飲まない!やめる!」




まあこんなこといっても付き合いで飲むくせに・・・。最近デートではお酒を飲まないでくれるけどね・・・。もうちょっとセーブしながら飲まないとね、雅和さん。




結局渋谷区の成人式に出ないで、一日中あたしの相手をせずに寝てたんだよね・・・。なんとか夜になったら復活してきたけど・・・。明日大学いけるんだろうか・・・・。もう心配かけないでほしいわよ!



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