4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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うれしはずかし恋愛生活 東京編 (17)慶大三田祭での模擬結婚式

 三田祭でミス慶應に選ばれたあたし・・・。選ばれるなんて思っていなかったの。


あたしは学祭の後、いつものように買い物を済まし、雅和さんのマンションで夕飯を作る。今日は雅和さんの親友の響貴さんも一緒。


「いやあ、久しぶりだな・・・綾乃ちゃんの手料理・・・。毎日食べられる雅和がうらやましいよ。明日は早いんでしょ。」


「うん・・・。いろいろ用意があるらしいから・・・。」


そうあたしは明日の最終日にミスター慶應に選ばれた医学部4年の丹波さんという人と模擬結婚式のモデルにでることになっているのよ。今日もさっきまでスポンサーさんの人と最終の衣装合わせを済まし、打ち合わせを終えたところ・・・。

丹波見つめる
丹波さんも同席していたんだけど、ホント丹波さんって、雅和さんと正反対な、なんていうのかな・・・軽そうな人。いろいろ噂は聞いているんだけど・・・。打ち合わせ中もあたしの顔をじっと見つめて、目が合うと、微笑んでくる。こういうところがプレイボーイといわれるところなんだろうな・・・。雅和さんの微笑とは全然違うんだから!やっぱり雅和さんの優しい微笑のほうがいいに決まっている。顔立ちだって雅和さんのほうが、品があって、あたしのタイプなのよ。


「綾乃ちゃん、丹波には気をつけろよ!あいつは平気で人の彼女を寝取るやつなんだから!」


「響貴さんも結構プレイボーイじゃ・・・?」


「俺は他人の彼女まで取らないよ!以前俺の彼女をあいつが寝取ったんだから・・・。」


へえ・・・あの響貴さんの彼女、寝取られたって????すごい話を聞いちゃった・・・。雅和さんは聞こえているのか知らないけれど、黙々と食事を食べているのよね・・・。やっぱりまだあたしには興味ないのかな・・・。


次の朝、あたしは雅和さんのお昼を置いて大学に向かうの。


「雅和さん、今日も来てくれるの?昨日は来てくれて嬉しかった・・・。」


「わからない・・・。響貴に誘われたら行くけど・・・。」


「じゃあ行ってきます。」


あたしはいつものように自転車の乗って、三田キャンパスに向かった。やっぱりミスに選ばれたからかな・・・。ついた途端男の子たちが集まってきて、あたしにデートの誘いをしてくる。

「ごめんなさい・・・あたし婚約者がいるから・・・。」


大半の人は知っていると思ったんだけどな・・・。あたしと雅和さんが婚約しているって・・・。でも・・・その婚約がこのまま続くかは保証はないけど・・・。でも今のところ雅和さんのお父さんは心配いらないって言ってくれているし・・・。

あたしは実行委員とスポンサーが用意してくれた控え室に入る。やっぱりいいスポンサーよね・・・。きちんとしたメイクさんとか、連れてきているの。ホント大学内じゃないみたい・・・。


「源さん、今のうちに何かおなかにいれておいたほうがいいわよ。着替えたら何も食べられないからね。よかったらここのサンドイッチ食べて。」


実行委員の女の子が、あたしにサンドイッチを勧めてくれる。昨日選んだ真っ白なウエディングドレスがきちっとかけられている。そして純白の百合などで作られたすごいきれいなブーケまで・・・。ホントにあたし、結婚するみたい・・・。相手が丹波さんじゃなくって雅和さんだったら・・・。


あたしはヘアメイクを済まし、ドレスに着替える。もちろんドレスをきれいに着こなすための下着やドレスシェイプもつける。ドレスはというと、体のラインがはっきりと出るマーメイドラインの最新のデザイン。大人っぽくって、でも品のある・・・。ウエディングベールもすごくいい生地使っていて、ホントにきれいなレース使い・・・。テイアラもホントにきれいなんだもん・・・。結婚指輪ももちろんレンタル・・・。昨日一応リハーサルみたいなこともしたんだけど・・・・ほとんどがぶっつけ本番のようなもので・・・。父親役はあたしのセミナーの教授。教授には娘さんがいらっしゃらないから、貴重な体験だって言っておられたのよね・・・。


模擬結婚式が行われる会場は名物の大銀杏のあたり。本当に特設って感じで朝のうちに突貫工事で会場が作られたの。模擬結婚式の始まりは正午・・・。ホントドキドキする。あたしは着替えが終わり、少しくつろいでいた。するとドアの外から声が聞こえる。


「新婦役の準備完了???新郎役が見てみたいって言うんだけど・・・。」


「だめだよ!ふつう結婚式前の新婦を新郎が見ちゃだめって言うじゃん。もうすぐだし我慢だよ。すごくきれいだからね。」


「おおそうか・・・楽しみだな・・・。」


こんな実行委員のやり取りから数分後、会場に移動になる。やはり丈の長いドレスは慣れていないので油断すると転んでしまいそう・・・。靴はヒールだし・・・。新郎役の丹波さんに身長にあわすために、結構高いヒール・・・。足元が見えないってのも辛いわよね・・・。ああいい経験だわ・・・。


会場にある幕の張られたテントにひとまず入って開始時間を待つ。ホントに模擬結婚式なのにドキドキものだわ。本当の結婚式になったら倒れるかも・・・。


開始5分前になると、実行委員が放送を流す。結構人が集まってきているようで、だんだん表が騒がしいのよね・・・。


「源さん、いい経験じゃありませんか。あなたも何年か後に弐條君と結婚するのですから。予行練習と思って挑みましょう・・・。」


「はい・・・。」


「本当にきれいですね・・・。私にもこのような娘がいればいいけれど・・・。」


「先生・・・。」


なんだかしみじみしてきて、本当に涙が出そうだった・・・。私のパパもこうして送り出してくれるのかな・・・。


「さあ始まるわよ。準備はいいですか?」


「は、はい!」


新郎役の丹波さんはすでに会場に立っているのか、女の子たちの黄色い声が聞こえてくる。そしてあたしは実行委員に誘導されて、父親役の教授とともに会場へ・・・。するとあたしを見た学生達が(特に男の子)が、じっと見つめているの。そしていろいろ聞こえてくる。


(やはり超きれいだよな・・・綾乃ちゃんって・・・。さすがミス慶應。このままタレントにでもなればいいのにさ。)


(三田キャンパスの弐條が婚約者ってのが悔しいよね・・・。ホント模擬でも相手になれた丹波がうらやましい!!!)


(しょうがないだろ。信濃町キャンパスの丹波だからな・・・俺らが選ばれるわけないよな・・・。)


(やっぱり源さんってきれいよね~~~~。私もあんなの着てみたい。)


(その前にダイエットしないと・・・。ホントに源さんってスタイルいいよね・・・。)


(さすが弐條さんの婚約者よね・・・。お似合い・・・。丹波さんのタキシードもいいけど、弐條さんのタキシード姿も見たかったよね・・・。)


(そうそう、休学してなかったらきっと弐條さんがミスターに選ばれていたわよね・・・・。)


そんな声を聞きながら模擬結婚式が始まる。定番の結婚行進曲が流れ、一歩ずつ父役の教授とともに新郎役がいる祭壇に向けて歩いていく。そして新郎役の前に到着すると、父親役の教授は新婦役のあたしを祭壇前で新郎役に渡す。あたしは新郎役の丹波さんの腕に手を置き、式が始まる。神父役が段取りどおり進めていく。その間ずっと丹波さんはあたしを見つめていたのよね・・・。


誓いの言葉が終わり、次は指輪の交換。そして誓いのキス・・・。まあこれは真似だけでいいって言われていたの。あたしは少ししゃがんで丹波さんにベールを上げてもらい、さあ誓いのキス・・・。


すると・・・ちょっと!!!丹波さん顔近づけすぎ!!!


あたしの唇と丹波さんの唇が触れようとした瞬間!


「ちょっと待て!!!」


雅和さんが走ってきてあたしの腕を掴んで丹波さんから引き離すの。そしてあたしを引っ張って会場を出て行くのよ~~~~~。


「雅和さん、待ってよ・・・痛い。」


会場は大歓声よ!とんだ邪魔が入った丹波さんはすごく悔しそうな顔をしていたけど、観客は大喜び。だってホントに映画やドラマを見ているようで・・・。


一部の学生はこれを演出だと思っていたらしいのよね・・・。計画通りに行かなかったんだけど、違う意味で大反響。まあ実行委員もこういうのもありかなって言ってくれて、なんとかなった・・・。


あの後あたしはドレスのままで校舎の裏まで連れて行かれて、雅和さんに言われたの。


「ごめん・・・せっかくの模擬結婚式をだめにしてしまって・・・。でも君は僕の婚約者なんでしょ。人前で他の男とキスなんか・・・。」


「え?」


「まだ君のことは思い出せないけど、婚約している限りはきっと君と結婚するから・・・。もし一生思い出せなくても、今からでもいい、僕はもう一度君にプロポーズして記憶がなくなる以前よりも君を好きになって大事にしようと思う。だから・・・。もうこんなことやめにしよう・・・。」


「雅和さん・・・。」


雅和さんはあたしを事故以来初めて抱きしめてくれたの。以前のようにキスはなかったけれどあたしはこれで満足だったわ・・・。


「約束どおり、君の誕生日に入籍しよう・・・。この僕から父さんに言っておくし、君のお父さんにも伝えておくよ。反対されたとしても必ず・・・。そして早ければ僕が復学して卒業できたら、結婚式をしよう・・・。」


あたしはホントに嬉しかった。事故以来、こんな優しい言葉をかけてもらえなかったから・・・。


そして改めてプロポーズしてくれて、あたしは安心したよ。ありがとう・・・雅和さん。


あたしも大好きいえ、愛してるよ。早く結婚できたらいいね・・・。






作者から^^;


もちろんフィクションですので、実際の三田祭と異なりますのでご了承ください。


作者自体慶應には行った事ありませんので^^;適当に流してくださいね^^;

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