4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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うれしはずかし恋愛生活 東京編 (19)待ちに待った2人だけの入籍
 毎年恒例の弐條家の年賀状。今年はなぜかあたしまで入っているのよ。この写真を撮ったのは三田祭が終わってすぐ、雅和さんから改めてプロポーズされた次の日・・・。もうあたしは弐條家の後継者の正式な婚約者として結納も済ませているから、あたしは振袖を着て弐條さんの横に並んで営業スマイル(?)。今年の年賀状は総理公邸の庭で撮ったのよ。雅和さんは、この時はまだあたしのことを思い出していなかったけれど、写真用にあたしの肩に手を置いて微笑んでいる。

 あたし達が神戸の旅行から帰ってきて、雅和さんは毎日あたしの自宅に通い、パパと会って、入籍の許しをえようとしてくれるの。もともとパパは厳格な人だから、学生結婚なんて許さないと頑として反対・・・。そしてどうやって学生同士の二人が生活していけるのかと問いかける。もちろんそうだよね・・・。あたしはバイトしてないし、学費やお小遣いをパパから出してもらっているわけだし、雅和さんも以前バイトした時の蓄えはあっても、事故以来まだバイトを再開していないから、収入はなく学費や生活費はお父さんやお爺様が出してくれてるのよね・・・。別にお金には不自由のない家庭に育ったあたし達だけど、パパは結婚するなら自立しないといけないといっているんだろう・・・多分・・・。反対し続けているパパのことを知った雅和さんのお父さんはあたしのパパを説得してくれたの。年を越えてやっと許してもらえたんだけど、条件があるって言うのよ。

1. 学業優先。
2. 雅和さんは今まで通りきちんとバイトすること
3. 親をあてにしないこと
4. 子供はあたしが大学卒業してから

この4点を条件にあたし達は入籍のみ許してもらえた。もちろん結婚式は雅和さんがキチンとした職に就き、二人が生活できるくらいの給料が出るまで・・・。もちろんあたしの学費は今まで通り出してもらえるそうだけど、きっと共働きはしないといけないだろうね・・・当分の間・・・。ということは結婚してもまだまだ子供はだめってことね・・・。まあ雅和さんと一緒に暮らせるならこれくらいいいかな・・・。

 今日は1月5日。今年初めての授業開始日・・・。今日はなぜか雅和さんも大学へ・・・。そういえば初めて一緒に通学するんだよね・・・。雅和さんは大学に呼ばれたらしくって、それで行くらしい。

「ねえ雅和さん。何言われるのかな?」
「ん、んん・・・。まだ復学届けだしてないんだけどな・・・。」

雅和さんは不思議そうな顔をして学生総合センターに入っていくんだよね・・・。単位のことかな・・・。多分卒業に関することなんだろうけど・・・。

あたしは講義を済ませて、お昼を一緒に食べる約束をして、学食へ・・・。

「何呼び出されたの?」
「ん?やはり単位のことと、卒業のことなんだけど、ちょっとややこしいことになっていて・・・。」

雅和さんはあたしにわかりやすく話してくれたの。それでもややこしいんだけど・・・。 雅和さんはアメリカからエアメールで復学届けとか復学に向けての書類を学校宛に送ったのね。それが届かないうちに雅和さんは事故に遭って、あたしが休学届けを出したでしょ。その後復学届けがアメリカから届いて、休学を取り消した状態になっていたの。まあ学校として、雅和さんは不慮の事故に遭ってそれなりの待遇をしようと検討していたらしくって、検討中にワシントン大学から単位認定の書類が届いたの。それを見ると卒業に必要な単位をすでに取得したことになっていたらしいのよ・・・。もちろん雅和さんは勉強が好きでしょ。取れるものはみんな三年の前期までに取っていたのよね・・・。そしてワシントン大学でも、取れるものは全部とっていたから、なんと1年で1年半の単位をすべてとったってこと・・・。まあアメリカだからそれが出来るんだろうけど・・・。

「だからさ、この春卒業でできるらしい。響貴と一緒に卒業できないと思っていたけど・・・。」
「でも卒論は?」
「留学レポートがあったし、僕は事故にあって最近まで通院していたでしょ、だから優遇されて、それを卒論としてくれたんだ。まあ教授に言わせると、卒論と同じ価値がある内容だって言ってたけどね・・・。あと指定された文献を数冊読んでレポートを秋季テストの最終日までに出したらいいんだって・・・。父さんにもそのことを伝えておいたら、すごく喜んでくれて・・・。」

雅和さんはとても嬉しそうに食事をしているの。ホントそうよね・・・。無事卒業できそうなんだもの・・・。主席卒業ってのは無理かもしれないけれど、卒業できたらいいんだもんね・・・。これで雅和さんは晴れて春から社会人になるんだね・・・。あたしは嬉しいよ。しっかり働いてもらって、あたしを養ってもらわないとね・・・。

ちゃんとあたしはパパにもこのことを話したの・・・。パパは思ったよりも喜んでくれてね・・・。 もちろん卒業後の就職先は決まってるんだもの。今まで叔父様の秘書として働く予定だったんだけど、いろいろあって結局官房長官の私設秘書から始めるらしいのよね・・・。でも下積みは長いから、今度は雑用ばっかりじゃないって言ってたけど・・・。なんていったのかな・・・。官房長官の第一秘書で政策関係を受け持つ人について本格的に政策などを学びながら仕事するんだって!雅和さんの瞳は生き生きしてたわよ。昔なんて政治家なんて嫌だって言ってたのに不思議よね・・・。

 この日から雅和さんとあたしは一緒に通学して、あたしは講義、雅和さんは図書館で勉強、そして一緒に帰ると言う毎日。もちろん帰りにはスーパー寄って仲良く帰るんだけど・・・。なんだかんだ言って事故以来あたし達は同棲してるでしょ。もうこれは近所では当たり前の光景なんだけど・・・。まあたまには雅和さんとあたしの麻布の実家に帰ってパパと一緒に食事をしたりする・・・。

パパは最近機嫌が悪い。一緒に食事をしても、すぐに自分の部屋に籠もってしまうんだから・・・。でも来年の4月には妹がこっちの大学を受験して来る予定になっているから、パパも寂しくないよね・・・。きっとあたしが後もう少しでお嫁に行っちゃうからすねてるんだよ。

 今年は派閥新年会に行かないことになってるので、誕生日の前日あたしは久しぶりに非番のパパを連れて、出かけることにしたのよね。パパはあたしと出かけるのが嬉しいらしくって、一日中嬉しそうな顔であたしを眺めてたんだよね。

「何?パパ。あたしをじろじろ見ないでよ。恥ずかしいでしょ。」
「綾乃が明日から弐條君のお嫁さんになるのだから、今のうちに綾乃をよく見ておこうと思ってね・・・。綾乃よくドラマでやるようなことは辞めてくれよ。近所に住んでくれるんだし・・・。」

パパが言うのはあれよ。嫁入りの時にパパにする「今までありがとうございました」っていうような事かな・・・。結構パパって照れ屋って言うか恥ずかしいのかな・・・。

「でもパパ、お嫁に行くって言っても今雅和さんと住んでるんだし、ただ籍を入れるだけだよ。」
「それはそうだけど、パパの戸籍から綾乃がなくなるんだよ・・・。」

まあそれはそうだよね・・・。今日一日ずっとパパと一緒にいたんだよね・・・。もちろん今夜は麻布のマンションの自分の部屋で眠ったの。この部屋も当分帰らないのかな・・・。

パパは誕生日の朝、あたしに通帳とはんこを渡してくれたの。

「これはね、綾乃が生まれた時からずっと綾乃のために貯めていたものなんだよ。困った事があったらこれを使いなさい。」
「パパ・・・。」

ホントにパパっていつもあたしのことを心配して見守ってくれたんだね・・・。ホントに感謝しなきゃ・・。パパ、今日からあたしは弐條雅和さんのお嫁さんになるけど、ずっとパパはあたしのパパだから・・・・。

あたしは迎え来てくれた雅和さんと一緒に車に乗って渋谷区役所に一緒に行ったの。もちろん代理人でもよかったんだけど、やっぱりこういうことはきちんと二人でしようってことになったのよね・・・。あたし達は区役所の窓口に以前書いた婚姻届を出し、無事受理された。今日からあたしは源綾乃から弐條綾乃になったの。
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