4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

うれしはずかし恋愛生活 東京編 (21)さあ!行動開始!!!
 僕は卒業に必要な単位やレポートを提出し終え、もちろん卒業間違いなしと決まってから、事故以来やっていなかったバイトを再開した。僕はスーツに身を包み、モバイルパソコンをカバンに詰め込んで出勤する。

「はい。お弁当。お仕事忙しいかもしれないけど、ちゃんと食べてね・・・。」
雅和私設秘書

僕は綾乃から愛妻弁当を受け取り、車で出勤。本当なら、広尾から東京メトロに乗って行かないといけないんだけど、事故以来電車に乗るのが怖い。別に眠ったまま事故に遭ったので怖い思いをしたわけではないが、後からいろいろ映像やら情報を聞かされて、自分がどんなことの巻き込まれたか知って本当に怖くなった。だから僕は特別に車通勤を許された。

党本部の駐車場に止めさせてもらって、今日は議員会館を訪れることになっている。身分証明書を首にかけ、議員会館の官房長官藤原氏の事務所に入る。

「おはようございます。」

僕は与えられた自分のデスクに座ると、まずカバンからパソコンを取り出し、立ち上げる。いくら僕が総理大臣の息子といっても、今は官房長官の私設秘書という身。公設秘書の補助的なことをしている。まあ事務員に近いかな・・・。ほとんど議員会館に詰めて、書類を作ったりなど雑用全般・・・。たまに党務秘書(党との橋渡しなど、まあいう雑用かな^^;)的なこともするんだけど・・・。まあこれも勉強の一環・・・。官房長官は官邸の官房長官執務室にいる事が多いから、たまにしかこちらに来られない。今はほとんど国会や様々な執務のための情報収集や資料集めが僕の仕事・・・。別にこういうのは嫌いじゃないからいいんだけど・・・。

お昼は綾乃の愛妻弁当。もちろん地下には食堂もあるんだけど・・・。出来るだけ節約して生活しようってことになったから、お昼はお弁当なんだ。食べながら仕事も出来るしね・・・。

午後からは官邸の官房長官執務室に行って集めた資料を基に政策秘書の人と話をしながらさらにまとめていく。毎日がこういう仕事。仕事のあと官房長官に呼ばれたんだ。

「弐條君、お父さんから聞いたよ。この春に卒業できるそうだね。」
「はい、なんとか・・・。留年覚悟だったのですが・・・。」
「このひと月、いろいろあなたの仕事っぷりを見せてもらったけれど、卒業したら私の公設秘書として働いてみないかな・・・。党務秘書をしてもらうことになるけれど・・・。この私の窓口的な役をしてほしいんだよ。」
「え?まだ僕には早いです。まだ本格的に秘書を始めたのはここ最近ですし・・・。今までやってきたことは本当に党の雑用ばかりで・・・。」
「弐條君には養わなければならない人がいるんだろ。私設秘書よりも公設秘書のほうが稼ぎもいい。君ならきっとやっていけると思うよ。」

本当にこんな僕でいいのかなって思いながら、いろいろ話していたんだ。官房長官は僕と綾乃の仲人を引き受ける人だから、いろいろ相談事もするんだけど・・・。この官房長官も父さんや僕と同じ政界のサラブレッドといわれている人なので、立場が同じだからいろいろ聞きやすい。

「あの・・・ひとつお聞きしたいのですが・・・・。プライベートなことでも構いませんか?」
「ああいいよ。」
「あの、僕はできれば、今年中に綾乃と挙式をしようと思っているんです。藤原さんは宮城出身じゃないですか・・・。藤原さんが結婚された時って、どのようにされたのかなって・・・。僕としては神戸でしたいと思っているのです。でも父の仕事柄、こちらでしたほうが・・・。」
「私のときは地元と東京でしましたよ。地元は親戚、友人や後援会向きで、東京はやはり仕事関係・・・。弐條君もそうすればいい。でも大変だよ、今年中ってのは・・・。来年秋以降にすればいいのに・・・。総理大臣の息子の結婚となると警備やらなにやらで大変だと思うよ。お父さんの任期切れのあとでも遅くはないと思うんだけど・・・。」
「でも早く挙式をしたいんです・・・。」
「じゃあチラッとお父さんに伝えておくよ・・・。まあ早くしたいってのもわからんでもないけどね・・・。総理のスケジュール抑えるだけでも大変だ・・・。」

やっぱり予想通り大変そうだ・・・。急にできるもんじゃないからだいたいの目途は立てておきたいんだけどな・・・。来年の秋以降は遅すぎる・・・。まあわからないでもないんだけど・・・。父さんは結構忙しい人だからもう任期の切れる来年の秋までスケジュールが入っているはず・・・。何で早くしようと思ったのにもいろいろ原因があるんだけど・・・。

未だにあの丹波のやつが綾乃にちょっかいをかけてくる。綾乃にはできるだけ一人で外出しないようには言っているけどね・・・。でもそれは無理でしょ・・・。

僕は定時よりだいぶん遅れて自宅に戻る。

「ただいま・・・。」

玄関を入るとお客さんのようだ。男物の靴が揃えておいてある。もしかして???

「お帰り。雅和さん、お兄ちゃんが来ているの。珍しいでしょ。」

なんだお兄さんか・・・。一瞬丹波かと思ったよ・・・。
兄迷彩
綾乃の兄。陸上自衛隊の一等陸尉

僕は綾乃にカバンを渡してリビングの入る。

「お邪魔してるよ。新婚さん。」
「あ、お兄さん・・・。どうしたんですか?」
「いや、ちょっと東京に用事があってね・・・。休暇をもらって3日ほど・・・。」

綾乃は僕のカバンから空になったお弁当箱を取り出すと、カバンを僕の書斎までもって行き言う。

「おにいちゃんったら、明日お見合いなのよ・・・。信じられないでしょ。」
「綾乃、兄ちゃんはもう29だよ。そろそろ身を固めないとね・・・。せっかく親父の上官である陸上幕僚長殿のご紹介なんだから・・・。」

お兄さんは防衛庁長官のお嬢さんとお見合いをするらしいんだけど、どうなんだろうね・・・。防衛庁長官のことはよく知っているけど、そういえば僕ぐらいのお嬢さんがいたな・・・。結構箱入り娘で、いくらお兄さんは将来有望な自衛官だとしてもうまくやっていけるんだろうか・・・。防衛庁長官は結構綾乃のお父さんびいきで、去年の脱線事故の際に綾乃のお父さんが消防庁レスキューとともに団結して迅速な救助活動で最小限の死者で済んだというのをたいそう気に入ってしまって、いろいろお父さんの昇級を働きかけているっていう噂を耳にしている。それでかな・・・お兄さんをお嬢さんのお相手として選んだのかな・・・。

「で、お兄ちゃんは決めちゃうわけ?」
「わかんないけどね・・・。俺は親父と違って優秀じゃない。そんな俺に長官のお嬢さんと・・・。」
「何言ってんのよ。お兄ちゃんは同期でも出世頭よ。」

なんだかんだ言って、お兄さんは結婚を決めてしまったんだよ・・・。もちろん長官サイドがすごく熱望してしまって・・・。断れなかったってこともあるらしいけれど・・・。まあお兄さんはちょっとシスコンっぽいところがあるけれど、いい人なのには違いないよ・・・。まあ余談はここまでにして・・・。

官房長官は僕の考えを父さんに伝えてくれたみたいで、父さんとこの先のことをじっくり話したんだ。もちろん父さんは来年の秋以降を提案したんだけど・・・。

「父さん、僕は怖いんだ。また綾乃のことを忘れたらどうしようかなって・・・。最近後遺症なのかな・・・たまにひどい頭痛に襲われて・・・。だから怖い・・・。今のような中途半端な状態ではなくって、公にしたいんだ。本当に僕のわがままだと思うかもしれないけれど、大学を卒業したら今まで以上にがんばるからさ。」
「お前が藤原君のもとで一生懸命がんばっているのは知っているよ。春から公設秘書として働くそうだね・・・。父さんにもいろいろ立場があるんだよ。もちろんはやく公にしてやりたいんだけどね・・・。」

毎日のように僕は仕事のあと父さんを説得した。そして卒業式を目の前にして、やっと前向きにスケジュールの調整をしてくれることになったんだ。

官房長官によると、父さんは来年秋に党総裁の任期が切れるんだけど、未だ高い支持率と、去年行われた総選挙の党圧勝、そして3年後に行われる衆議院の選挙対策のため、任期延長を党内で検討されているらしい。そうなればさらに僕らの挙式は遅れるということになる。それはまずいでしょう・・・。だからはじめ反対していた官房長官も、今年中になんとかできないかと父さんに働きかけてくれたらしい。

数日後には挙式が出来そうな候補日がリストアップされて、僕の手元に・・・。臨時国会が入ったら最悪来年に縺れ込むらしいけれど・・・。とりあえず目途が立って一安心ということで、綾乃と綾乃のお父さんにきちんと報告したんだ。もちろん来年父さんが任期延長するかもしれないってことも付け加えて・・・。

予定日まであと半年・・・。会場を押さえる事が出来るんだろうか心配だ・・・。それもクリスマスが絡んでいるんだから・・・。

僕たちは卒業式を終えたあと、新婚旅行じゃないけど、入籍後初めて会場探しのために休みを取って地元神戸へ出かけたんだ。 どうなるんだろう・・・・。おさえることは出来るかな・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

● ありがとうございます^^
ありがとうございます。
また遊びに来てくださいね^^
nao^^ | URL | 2006/12/16/Sat 23:31[EDIT]
● 
とても素敵なブログなのでまた読ませてください
まーちゃん | URL | 2006/12/16/Sat 22:03[EDIT]
Track Back
TB*URL

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。