4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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明るい家族計画 (3)予想外・想定外編 3

 雅和さんは朝一番に官房長官や秘書仲間に月曜に休みたいと連絡してたのよね。まあ普段欠勤はしていないから難なく休ませてもらったみたいだけど・・・。


 ホントにニコニコしちゃってさ。買い物していても、荷物を全部持ってくれたり、夕飯も珍しく作ってくれたりしたの。ホントにマメなんだから・・・。


「まだ公表しちゃだめよ。はっきり病院で見てもらっていないんだから・・・。」


「え~~~早くみんなに知らせたいよ・・・。」

明るい 病院
  月曜日になって、朝一番に愛育病院へ。雅和さんは初診手続きまですべてしてくれる。恥ずかしくないのかな・・・。


初診手続きを済むと待合室へ。やっぱり人気病院ね・・・。朝早く受け付け済んでも結構待つ。だんだん雅和さんは緊張してきたみたいで、なんともいえない顔。名前を呼ばれてあたしだけ診察室へ・・・。あたしはやはり妊娠5週目。予定日は6月中旬。問診でいろいろ聞かれるんだけど、妊娠歴なんかも聞かれたわけ。あたしはつい、4年前の流産の件を言ってしまったの。ちょうど今頃の流産。そのことで、先生は雅和さんを呼んで、言ったの。


「ご主人。奥様は一度流産経験があるようですので、安定期に入るまでは無理は禁物ですよ。何か変わった事がありましたら時間外でも構いませんから診察に来てください。」


「え?流産?」


雅和さんは複雑な顔をして、あたしを見つめてるの。


「まああまり心配の必要はないと思いますよ。順調な大きさですし。ではひと月後に来てください。」


雅和さんは車の中で、ずっと黙っていたの。そりゃそうよ。雅和さんは今回の妊娠を初めてだと思ってたんだから・・・。雅和さんは自宅に帰ると、スーツに着替えて出勤準備をするのよね。


「やっぱり仕事行ってくる。まあゆっくり寝てなよ。夕飯は何か買ってくるから。」


「雅和さん。」


「またゆっくり前回の妊娠について話をしよう。」


そういうとお昼を食べずに家を出て行ってしまった。やっぱり怒ってるんだ・・・。隠してたから・・・。言わなければよかった・・・。でもこういうのは言わないといけないって聞いたし・・・。でも前回の相手が雅和さんじゃなくって、清原さんだなんて言えないよ・・・。やはり相手は雅和さんだって言い張るしかないか・・・。


 雅和さんは百貨店の紙袋を持って帰ってきた。なんとなく雅和さんは仕事に行ってないんじゃないかと思ってたの。だっていつも持っていくパソコンを持って行っていなかったし・・・。こういうことははじめて。百貨店の紙袋だって、仕事場近くのじゃなくって、横浜そごうのだし・・・。きっと海を見に行ってたんだ・・・。


「綾乃、惣菜で悪いけど、何か食べなよ。」


「う、うん・・・。」


「あのさ、綾乃・・・急に出て行ってごめんな・・・。なんかいろいろありすぎて・・・。」


「ううん・・・あたしだって流産したこといえなかったから・・・。ごめんなさい・・・。」


それ以上雅和さんは聞いてこなかったけれど、お腹の中に授かったばかりの赤ちゃんがいることは確か。本当に2人にとって予想外、想定外ばかりの数日間になった。もちろん次の日雅和さんは普段の優しい雅和さんに戻っていた。


ごめんね雅和さん・・・ほんとのこと言えなくて・・・。


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