4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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明るい家族計画 (6) 妊夫生活~永田町秘書仲間との飲み会編 2

 今年はちょっとお洒落な焼肉屋。本店は池袋にある。やはり案の定入り口に女の子たちが待ち構えて品定めをしている。僕は下っ端なので、先輩秘書官たちを案内するんだ。今日は公設も私設も関係ない。年功序列・・・。いくら僕が下積みが長い上に総理大臣の息子だったとしても下っ端は下っ端。

家族計画 和気
 独身組の一番若い和気さん。東大出身の超エリート25歳。官房副長官の私設秘書。未来の代議士。官房副長官の甥っ子さん。僕の同期でライバルであり、大親友。顔は普通。がり勉タイプ?その和気さんが一緒に案内係を手伝ってくれた。



 結構官邸ではお堅い人も、こういう場では和やか。意外な一面が見えたりする。 一番年上の武田さんが乾杯の音頭を取る。一斉にわいわい言いながら会食。自然と若者組みと中年組に分かれて飲んでいる。こういう場でも派閥が出来る。まあ僕は中立と思っているんだけどな。


「おーい!弐條!酒ないぞ!」


「こっちも!」


「肉追加!」


僕はゆっくり座る暇はない。ビールを挨拶しながら注ぎに回ったり、店員さんに注文したり・・・。もうくたくた。見かねた和気さんが代わってくれたから良かったもの・・・。


「弐條の奥さん、妊娠中なんだって?」


「は、はい。」


田村さんが珍しく僕に声をかけてくる。あんまり田村さんと話したことないんだよね・・・。官邸では結構黙々と仕事をこなす人で、僕と同じように党本部や地元との橋渡しのような仕事をしているし・・・。


「ホント田村さんと弐條が並ぶと、まるでファッション雑誌のようやな・・・。」


と、いつものように和気さんが口癖のように言う。周りの若手独身族も同じことを言うんだけどね・・・。


「ホント弐條は政治家にならんのならモデルか俳優やな・・・。うらやましいやん・・・。田村さんもそうや。秘書やめてモデルしたらええんとちゃうかな?」


田村さんはまんざらでもなさそうだけど、僕は恐縮・・・。


「ところで弐條、奥さん妊娠中だって?いつ生まれるん?」


「え!そうなの?まだ奥さん学生だよね。」


「奥さんすごく綺麗なんだよね・・・。聞いたよ、元ミス慶應!」


そう一度にいわれても、困るんだけど・・・・。


すると一番年長の、官房長官政策担当秘書の武田さんが言うんだ。


「ちょっと聞いてくれ皆さん。うちの官房長官つき公設秘書弐條君の奥さんがご懐妊だ!6月生まれるんだ!弐條、総選挙前の忙しい時に・・・。まあお祝い事はいいもんだ。」


その言葉を聞いて、秘書仲間が順番にお酒を注ぎに来る。ホントに恐縮。みんな総理Jrの僕を特別扱いしないから助かるよ。


そろそろお開きの時間。前もって預かっていた会費を持って僕が会計をする。前もって一人いくらで決まっているので、お釣はなし。そのあと僕は近所に停めてある自分の車に戻って、用意した人数分の手土産を持ってくる。そして配っていく。みんなとても機嫌良さそうな顔をしてある者は地下鉄で、ある者はタクシーある者は運転代行を呼んで帰路に着く。まだ残っているのは若手独身組。なんだか集まってわいわい語り合っている。


「おう!弐條。幹事ご苦労さん!今から2次会行くんだけどお前も行くか?」


「そうだよ弐條!たまには付き合え。」


いくら若手独身組とはいえ、僕の先輩たちだ。断れず2次会に付き合うことになった。やっぱりエリート集団。自然と知らない女の子たちが寄って来る。やっぱり田村さんにたかっている。なんだか知らないけれどこの僕にもたくさん寄って来る。僕は独身じゃないってば・・・。


「どこにお勤めなんですか?」


とかいろいろ聞いてくる。うっとうしい・・・。さすがだ田村さんは普通にあしらっている。僕は苦手・・・。こういうときの田村さんはいつもと違う。やっぱり噂どおりプレイボーイなんだ・・・。嫌な顔ひとつせずに微笑みながらあしらっているんだもの・・・。


「和気さん、やっぱ帰ります。奥さん待ってるから・・・。」


「え~~~弐條!付き合い悪いで!」


「付き合い悪くてもいいんです。」


「ああ、わかってるで、未来のファーストレディーが待ってるんやからな。ホントにご馳走様。いいね新婚さんは・・・。俺も早く落ち着きたい・・・。で、来年の選挙でるんか?」


「いえいえ・・・。まだ父も健在ですし・・・。もうちょっと修行を・・・。和気さんは?」


「う~ん、伯父さんは勧めるんやけどな・・・。まだ俺も自信はないなあ。弐條なら絶対親の七光りで当確だと思うんやけど・・・。」


まあ最近こういう会話ばかり・・・。来年総選挙だからね・・・。僕は総選挙あたりに25歳になる。そして出馬できる。親の七光りを使ってまで当選はしたくはないな・・・。


「そうだ、和気さん。うちで飲み直しませんか?和気さんの自宅確か恵比寿のほうでしたよね。うちは広尾ですから歩いてでも帰れますよ。一度遊びに来て下さいよ。ちょうど聖心女子の近所ですから。」


「そうやな、いっぺんいってみようかな・・・。」






(つづく)

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