4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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朧月夜の恋~さくらの木の下で (2)朧月夜の君との恋のはじまり
将直「あなたはさくらの精ですか・・・?」
私の後ろで声がする・・・。私は声のするほうを振り返る。そこには自転車を支えながら立っている制服姿の男の人・・・。この制服って・・・・ここから1キロくらい先にある自衛隊の・・・。
「すみません・・・ついあなたを見惚れてしまいました・・・。着物姿でさくらを見つめているあなたの姿を見て・・・・ついさくらの精がいると・・・。勘違いですね・・・。」
私は彼の言葉につい噴出し、微笑んだの。そうしたら彼も微笑み返してくれたの。すごく素敵な微笑み・・・。私は胸の辺りが熱くなって・・・。これが初恋なのかしら・・・。私と彼は側にあるベンチに腰掛けて、一緒に綺麗なさくらを眺めたの。

「あ、そろそろ帰らないと・・・家の者が心配を・・・。」
「明日もここで会えますか?」
「会えるといいですね・・・。」

私は彼の名前を聞かないまま彼と別れたの。次の日もまた次の日も、同じ時間にいろいろ話しながらさくらを見つめる楽しい時間・・・。このとき私は本当の自分のような気がしたの・・・。毎日の窮屈で堅苦しい生活を忘れる事が出来る・・・。こんな気持ち初めて・・・。ホントにこれが初恋なんだ・・・。

すると彼は私を抱きしめて、くちづけを・・・・。私のはじめての・・・。

「すみません・・・。私はこうしてあなたと会って、あなたを好きになってしまったようです。よろしければ私とお付き合いしてくれませんか?」

私には婚約者がいるの・・・・なんていえなかった・・・。私はこの人が好き・・・。好きで好きで・・・。彼のことで頭がいっぱい・・・。

「はい・・・。」

私はつい・・・。承諾の返事を・・・。

私ははじめて彼の名札に気がついた。制服につけられた名札を・・・。

「陸上自衛隊東北方面総監部 源」

源さんっていうんだ・・・。

「名前はなんというのですか?私は源将直(みなもとまさなお)と言います。」
「私は・・・藤原綾子です・・・。」
「綾子さんか、いい名前だ・・・。またここで会いましょう・・・。」

そういうと彼は満面の笑みで再び私の唇にくちづけを・・・。そして自転車に乗って自宅へ戻っていったの・・・。

初めてのくちづけの感触・・・。部屋に帰るとベッドに潜り込んで顔を真っ赤にして夕食も食べずに眠ってしまった・・・。彼に抱きしめられた感覚・・・。夢にまで彼が出てきた・・・。

ああ、私は彼が好き・・・。

【作者からの一言】

綾子のしてはいけない恋のはじまりです。今まで婚約者と結婚するために育てられていた綾子は20歳にして初めてのキスを・・・。実は婚約者とも、手さえ握ったことのない古風な女性なのです。この話は1970年代後半の話です・・・。

これが綾子の幸せの始まりであり、苦難の始まりなのです。
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