4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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ドリーム・クエスト (1)4人5脚!

 僕の名前は弐條雅和。24歳。現在官房長官の公設秘書歴2年。父さんは戦後最年少で、史上最高支持率の内閣総理大臣。任期はあと4ヶ月・・・。





高3のときの遅い初恋を成就させて今も寄り添っている妻の綾乃は、予定日よりも一月半早く5月に可愛い双子の子供たちを産んでくれた。第1子長女の雅(みやび)と第2子長男の彬(あきら)。綾乃の大学で、漢字の第一人者の教授に名づけてもらったんだ。今はまだ2人ともちっちゃいから、NICU(新生児集中治療室)に入ったままなのだ。

親ばかNICU前


 子供達が誕生後、1日有休をもらったんだけど、子供達の面会時間ずっと、NICUのガラス窓にへばりついて、小さな我が子たちを眺めていたのは言うまでもない。看護師さんたちは僕に気を使って、一番近くに保育器に入った雅と彬をつれてきてくれて、治療を行っている。黄疸はでているけれど、今のところなんともないと小児科の主治医が言ってくれた。小さいながらミルクもいっぱい飲んでくれて、安心。2人とも小さな口を大きく開けてあくびをしたり、小さなもみじのような手を口に運んで吸ってみたりと、一日中見ていても飽きないくらいだ。時折目を開けて僕のほうを見ているような気がするんだけど、まだはっきり見えてはいないって聞いたから、気のせいかな・・・。本当に僕は親ばかなんだなってつくづく思う。





もちろん父さんも同じ。暇さえあれば、この初孫たちを見に来る。今日なんて昼ご飯も食べずに、昼休みにやってきて、僕と一緒に並んで雅と彬を眺めていたんだ。もちろん綾乃のお父さん(陸上自衛隊東部方面総監部総監なのだ)も仕事を終えると朝霞駐屯地から急いでやってきて三人の初孫(ひとりは綾乃のお兄さんの長女。)を時間ギリギリまで眺めている。ホントみんな爺馬鹿だ・・・。もちろん首相官邸や国会そして朝霞駐屯地でもお祝いムードであったのはいうまでもないけど・・・。





 さて、雅と彬が生まれて初めての出勤日。いつものように僕は党本部の駐車場に車を止めて、議員会館によってから官邸に向かう。面識のない人たちまで、この僕にお祝いの言葉をかけてくれる。まあ今日は5月3日の祭日。普段よりも人は少ない。でも何人かはいることはいる。大体は下っ端の者だけど・・・。





僕は昨日撮った、雅と彬の写真をデスクマットの間に挟んで、休んでいた間の仕事の処理を始める。





「弐條!おめでとう。」


「あ、和気さん。」


「ホント無事に生まれてよかったな・・・。あのさ、仕事が終わったらみんなで飲み会しようってことになってさ、どうかな?」





結構官邸内の若い秘書や内閣官房職員連中は飲み会が好きだ。ことあるごとにいろんな理由をつけて宴会をする。今日はまさしく僕に子供が生まれたお祝いの宴会らしい。終わったらさっさと病院に行こうって思っていたんだけどな。まあ今日くらいいいかな・・・。





仕事のあと、僕らは当直の職員を残して赤坂に繰り出す。いろいろバタバタして、ここに来るのも年末の忘年会以来だ。





今日は居酒屋。ホント同年代の20代ばっかりの宴会。秘書、職員合わせて10人ちょっと。結構なかのいい人たちばかり。既婚、独身は半々位かな・・・。わいわいがやがやうるさいくらいだ。まあ僕は帰り車だから、悪いけれどアルコールは控えさせていただいた。やっぱり飲酒運転はいけないからね・・・。





 そういえば内閣府に新人さんが入ってきて、官邸に出入りするメンバーが増えたんだ。今まで結構僕は新人格だったけれど、そろそろ中堅に近くなってきたのかな・・・。この春から、数人の秘書官が入ってきたし。




家族計画 雅和1あれ、途中から5人ほど休みの人達が合流してる。誰か呼んだのかな・・・。その中の数人の女性職員が、僕のそばに寄ってきて、いろいろ話し出したんだ。





「弐條さん、もうパパになっちゃったんですね・・・。すごく残念です・・・。」


「そうそう!ちょっと狙ってたんですけど・・・。」





何言ってんだろ、この子たちは。酔った勢いでいろいろ僕に言ってくるんだけど、僕は聞いてるふり・・・。まあ綾乃が妊娠中をいいことにいろいろ言い寄ってくる女性職員は大勢いたが、もちろん丁重にお断りをしていたんだよね・・・。この子達も同じなんだろう・・・。僕は愛人なんて持つつもりはない。ほんとに。





さあ始まって90分。お開きの時間だ。幹事の和気さんはみんなから会費を徴収している。





「和気さん、僕も・・・。」


「いい、今日は弐條のお祝いなんだから。あ、これ、みんなからね。」





和気さんは僕に大きな紙袋に入ったものを渡した。





「なんですか?これ。」


「あ、それね、みんなからの出産祝い。少しずつ出しあって買ったんだよ。雅ちゃんと彬君にね・・・。」


「ありがとうございます。」





僕は和気さんを車に乗せて、赤坂を出た。





「弐條。明日彩子ちゃんと一緒に見舞いに行くよ。彩子ちゃんのお兄さんのところも同じ日に生まれたんだってね・・・。明日双子ちゃんを見られるかな・・・。」





和気さんは綾乃の妹彩子ちゃんとお付き合いをしている。最近何とか彩ちゃんのお父さんにお許しをもらったらしい・・・。この週末、実家のある兵庫県宝塚市に戻って、実家の両親に彩ちゃんを紹介するって・・・。うまく行けばいいね・・・。でもまだ彩ちゃんは大学2年生だから、結婚はまだまだ先なんだろうけれど・・・。





本当に最近幸せそうで、ますます仕事に専念している和気さん。僕が綾乃と結婚した当時と同じだよね・・・。やはり守るものができるとがんばってしまうのが男ってことかな・・・。





僕もさらに2人の子供が出来て、もっとがんばらないといけないんだもの・・・。4人家族。4人5脚で。




【作者からの一言】


アメブロのhappyquestメンバールーム『創作広場』で発表しているものの本編です。ですから題名はほぼ同じです。私の別名がhappyquest-naoという名前です。どちらも私の自作小説ですので、よろしくお願いします。


また長々始まってしまっています。まだ書いています。終わりません。いつまで続くんだろう・・・。主人公が総理大臣になるまで?いつのことやら・・・。




ちょっと体調が悪く、イラストもバランスが・・・。書き直そうと思ってもだめです・・・。またいずれ・・・。

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