4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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ドリーム・クエスト (2) 和気君地元に里帰り

 「和気さん。彩子には夢があるの。」


俺の彼女、源彩子ちゃんが言うんや。実は彼女、大学生の傍ら、人気カリスマモデル兼タレント。モデルは高校時代からやっていたそうやけど、ここ最近(はっきり言って俺と付き合いだした頃やろか・・・。)人気が出てきてな、ファッション雑誌に取り上げられるようになったんや。もちろん芸名っていうのがあって、北野彩夏って言う。


ホンマにこんなさえない俺が独り占めしてもいいんやろかって時折思うんや。もちろん彩子ちゃんは事務所に俺の存在を隠すように言われているんやけど、彩子ちゃんは俺のことをすごく想ってくれていて、今度僕の家族に挨拶に来ることになったんや。


「夢?なんやそれ・・・。」


彩子ちゃんはいつものようにベッドのなかで俺に抱かれながら微笑む。


「彩子はアナウンサーになりたいの。」


「へえ・・・アナウンサーねえ・・・。え?!」


アナウンサーになるって言うんやったらもっともっと俺らの結婚が延びるってことやろ!!!俺としては彩子ちゃんが大学卒業後すぐにでも結婚しようと思っていたんやけどね・・・。最低あと5年は出来ないかもしれないって事やろ?!焦るあせる・・・。


「もちろん和気さんとは結婚するよ。でも彩子はおねえちゃんと違って、早くに結婚したくないし、仕事もしたいの。」


彩子ちゃんは俺にキスをしてベッドから出る。


「彩子は結婚しても仕事はするの。いいでしょ、和気さん。」


彩子ちゃんはキャリアウーマンタイプなんやなあ・・・。感心している場合やないやんか!


彩子ちゃんはシャワーを浴びて服に着替えてるんや。


ここは大阪梅田にある外資系の超高級ホテルザリッツカールトンの一室。今日ここのレストランで俺の両親と会う約束をしているんや。彩子ちゃんは仕事中の北野彩夏とまったく見た目は違う。ほんまにはじめ同一人物かと疑ったぐらいや。仕事中は今流行のヘアメイクに服を着てポーズを撮っているけれど、普段は清楚な神戸スタイルにまとめる。神戸のお嬢って感じや。きっとこれならうちの両親も認めてくれるんやないかな・・・。ほんまにこのギャップがたまらなかったりするんやけど・・・。まあ当分は両親に内緒ということで・・・。(笑)


俺はちょっとショックを受けながら、ベッドから出てシャワー浴びてスーツに着替えたんや。着替え終わった頃には、彩子ちゃんは準備完了って感じで、いつものお淑やかタイプの彩子ちゃんになっていた。やっぱし可愛いなあって思いながら俺は眺めてた。


これなら誰も「北野彩夏」と同一人物やなんて思わないやろう。


「和気さん、おなか空いたね・・・。」


「うんそうやな・・・。」


俺たちはチェックインのあと今の時間までいちゃいちゃしてたりなんかしたけど・・・。昼が軽すぎたのかほんまにおなかすいたんや。予約時間は6時から、フランス料理ラ・ベの個室で・・・。今日は両親のほかに兄貴や姉貴も弟も来る。うちは家族の連帯感が強いのが特徴で、このおかげで、何度彼女に逃げられたことか・・・。(そういう子に限って玉の輿狙いやからまあいいけどな。) 彩子ちゃんはうまくやってくれるんやろかな・・・・。ま、彩子ちゃんのお姉ちゃんが結構世渡り上手で、あの華麗なる一族、弐條家でよくやってるから上手くやっていけると思うんやけどな・・・。


エレベーターで5階まで降りて、ラ・ベへ・・・。ここのホテルは結構うちの御用達。兄貴も姉貴もここで挙式したし、事あるごとにここで食事したりしているんや。特にここのフランス料理はお気に入りで、ザガットというレストランガイドの京阪神版でもいつも上位を占めているしな。


「和気ですけど・・・。」


「お連れ様はもうお待ちでございます。」


個室に通されると相変わらず5人の顔ぶれ。普通なら引くよなあ・・・。でも彩子ちゃんはやっぱり違ったんや。きちんと俺の家族の前で挨拶をしてとびっきりの顔で微笑んでいる。やはりきちんとお父さんのしつけがよかったんやろうな・・・。やはり彩子ちゃんも世渡り上手だよ・・・。


「まあ座りなさい。」


親父の一言に緊張しながら座ったんやけど、平然としてるんや、彩子ちゃんは。食事も始まっても初体面なのに楽しそうに話している。


「そうか、お父さんとお兄さんは自衛官幹部かね。お姉さんはあの弐條家に嫁いだとは・・・。」


親父はえらい気に入った様子で話しているんや。特に親父は彩子ちゃんの才色兼備なところが気に入ったらしい。まあ家柄もいいしな・・・。彩子ちゃんの家は神戸での名家のひとつだし・・・。


母さんは俺が可愛いてしょうがないからな、こんな可愛い相手が出来て相当嫉妬していると聞いた。はよう子離れせんとあかんわ・・・うちの母さんは・・・。兄貴も姉貴もまんざらではないらしい。手ごたえはいい。


「いつ結婚するんだい。泰明。」


「まだまだ先だよ。彩子が大学出ないといけないしな。働きたいっていっとるし。あと5年は先かな・・・。」


「で、泰明はいつこっちに帰ってくるんや。今度の総選挙に出るんか?」


「いや出ない。まだまだだよ。」


「じゃ、来年の市議会議員選挙に出たらどうか?地方からはじめてもいいと思うぞ。母さんも寂しいといっているんだ。早くこっちに帰って来い。」


「考えとくわあ・・・。でも今の仕事今が一番楽しいしな・・・。」


まあこんな話は顔を合わすたびにするんやけどなあ・・・。あれほど俺を出来そこないといっていた親父が最近可愛がってくれる。多分母さんの入れ知恵だろうけど・・・。 まあ何とかお食事会を済ませた。まあ感触はよかったと思うな・・・。うんうん。


そのあと梅田の街に出かけたんや。まあ今日は土曜日だから、映画館はレイトショーをしている。まあなんとなくやっている映画館のペアシートに座って、じっと映画を見ていたんや・・・。よく映画の前にCMがあるやん。あれになんと彩子ちゃんいや北野彩夏が出ているんだ!知らなかったよ。化粧品のCMまで出ているんやもん・・・。焦って焦って映画どころじゃなかったのはいうまでもないやん。最近よくテレビにも出るようになったんかい・・・・。同じカリスマモデルの蝦ちゃんとか優ちゃんとかも目じゃないやん。ほんまいいんかなこんな子と結婚して・・・。ファンに殺されそう・・・。俺のようなさえない男が相手やなんて誰も予想できないやろな・・・。


次の日、彩子ちゃんは神戸のおばあちゃんのところへ行くって言って、別れたんや。もちろん俺は宝塚の実家にいったわけなんやけど、えらい昨日のことで親父が褒めてくれてな。ホンマ驚いたわ。でも母さんは相変わらず機嫌悪そうやったけど。


「泰明にい。泰明にいの彼女どっかでみたことあるんやけど・・・。」


「だれに?」


「似てないか?北野彩夏に。」


俺は思いっきりドキッとしてもうた。


「ここに北野彩夏がいるわけないやん。他人の空似や空似。」


やっぱ彩子ちゃんと同じ年代の弟は結構鋭い。鋭すぎる。

ドリーム 北野彩夏
「なあ敏明、ああいうのがいいわけ?」


「そりゃそうだろ!北野彩夏ちゃんって俺らの年代の憧れなんだぜ。泰明にいはああいうこは好きじゃないんだろうけど?まあにいは昨日の彩子さんのほうがお似合いさ。でも北野彩夏って結構私生活は謎なんだぜ。本名や出身地も公にしてないし。ミステリアスなところがいいんだよな・・・。阪大医学部の学祭に呼ぶように今交渉中らしいけど・・・。一度でいいから会ってみたいよな。」


昨日会ったっちゅうねん。まあ北野彩夏には彼氏がいないことになっているから内緒。きっと驚くやろな・・・俺の彼女が北野彩夏なんだからな・・・。


「ほんと今回のCMいいよな・・・。あの唇でキスされたら俺は何にもいらね~。」


「はははは・・・・。(いつもキスされてる俺は幸せものやな・・・。)」


秋には女優としてデビューするらしいけど。そんなこと聞いてないよ・・・。


あまりこれから会えなくなるってことか・・・。


彩子ちゃんがそんなすごい子だと思わんかった・・・。


今やっと自分がえらいことをしていると気がついたのはいうまでもないわ・・・。




【作者からの一言】


和気君の里帰り編です。


イラストも使いまわしさせていただきます。


ラブラブな2人に立ちふさがるお母様。お母様は彩子が気に入らないのです。だって自分の知らないところで彼女作って、結婚の約束まで・・・。結構ずっと嫌味たらたら言うんです。お母様。


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