4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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ドリーム・クエスト (26)計画

 さあ通常国会が始まる。今年は俺の私設秘書・二階堂が会期中、上京してくる。


公設秘書2人では手が足りないからだ。


二階堂は議員会館の俺の事務所に詰めてくれる。会期中はこの俺と議員宿舎に同居することになるんだけど・・・。ま、俺の場合週末は南麻布に戻ろうとは思っているんだけどな・・・。


明日は会期開始前々日、朝一番の飛行機で二階堂はやってきた。もちろんたくさんの荷物は前もって宅配便で送ってきている。三ヵ月の同居だもんな。ずっとソファーで寝てもらうのもなんだから、簡易ベッドでも買おうか・・・。折りたたみ式のよく通販で売っているやつ。3LDKの部屋やから。一部屋空いているんで、そこを使ってもらおうと思っている。


「わかってるやろな。家賃はいらんから、光熱費は割り勘やで。そして女連れ込みも・・・。ここは議員宿舎やからそれなりの行動はせなあかん。近所には元総理の弐條さんもいるし・・・。この階は結構えらいさん多いから。気をつけろや。」

「へ~~あの弐條元総理がこんなとこいるんやね・・・。ええとこ住んでると思ったよ。」

「あの人は独身やし、息子の家に住むのはね・・・。同期の弐條は誘ったそうやけど・・・。」


俺は二階堂と共に買出し。宿舎には俺と彩子の食器しかないから、食器も買わないと・・・。


男同士の同居・・・。


なんか変な感じ。


二階堂用の小さな机も買わないと仕事できんしな・・・。


ホームセンターに行っていろいろ買って帰ってきた。


二階堂の部屋を作り終えるのに1日かかった。


二階堂はありあわせものもで夕飯を作ってくれたんや。


やはり地元で一人暮らししているだけあるわ。


彩子には負けるけど手際がいい。男の料理ってやつかな・・・。


俺と二階堂は二階堂が作った常夜鍋をつつきながら男2人の夕食。


「和気、ダイエットしたんか?痩せたよな・・・。」

「んん・・・。目標20kgや。ひと月で10キロ落とした。高校時代の体重にしたい。」

「そうか・・・高校時代は普通体形やったもんな・・・。再会した時は驚いたよ。」

「んん・・・彩子と出会ってから10キロ近く太ったしな・・・。」

「でもなんで?」

「彩子と結婚写真だけでも撮ろうと思って・・・。年末の体形じゃ彩子と釣り合わんからな・・・。俺も少しぐらいかっこよくならんと。」

「ふうん・・・。」


そうや、彩子の元彼みんな痩せ型あるいは普通体形。俺だけ太ってるんやから・・・。痩せて彩子を驚かせるつもり。


彩子に似合う体形になってから、彩子と写真を撮って公にするなりなんなりする。それが俺の目標。


最近痩せたせいか、以前のスーツが入るようになった。


年末実家の母さんが作ってくれたスーツも入るようになった。


(かあさんったら俺が私設秘書時代の体系のものを作ったから入らんかった・・・。)


あと10キロ痩せたら、全部新調せなあかんやろな・・・。


「二階堂、お前顔広いやろ、どこかで結婚写真を撮ってくれるとこ知らんか?もちろん貸衣装して・・・。」


二階堂は呆れた顔をして俺に言う。


二階堂指差し
「何で俺にいわへんの・・・。俺の実家・・・そういうことしてるやろ、京都で・・・。」


あ・・・そうや灯台下暗し・・・。二階堂の家は京都でも有名なウエディング総合企画会社・・・。今はやりの邸宅ウエディングから、簡単な写真まで・・・。ウエディングに関する全般をしてくれる大きな会社・・・。


はじめっから二階堂に頼めばよかった・・・。


二階堂は男ばっかり3兄弟の3男。


「じゃ、頼んでいいかな・・・。2月の土日やで。もちろんプライバシー厳守。」


二階堂は早速電話をかけてくれた。ま、何とか二階堂の親友である俺が使うってことで、2月末に押さえてもらった。いろいろあるから2日間。もちろん彩子には内緒で。それまでにあと10キロ痩せな・・・。


「二階堂のところはもちろん十二単と束帯あるやろうな・・・。」

「もちろん。お手軽のものから本式の物まである。何で?」

「うちの慣例で、代々結婚写真に新郎は束帯、新婦は十二単を着ることになってるんや。兄貴も姉貴も写真だけは撮ってる。もちろん今のような形ちゃうで、平安時代的なやつや。新婦の髪型は今の皇室がするような結ったやつじゃなくって・・・。」

「んん・・・なんとなくわかった・・・。週末来てくれって父さん言ってたわ。もちろん奥さんのサイズわかってるんやろな・・・。」

「だいたいな・・・。」


そう、うちは奈良時代から続く名家。平安時代末期には衰退したらしいけれど、京都で天皇家の医師として何とか続いてきた家系・・・。それを忘れないためか、代々平安装束に身を包んで挙式するんだけど、父さんの代から写真だけになった。それはしないとだめだろう・・・。ますます母さんは俺の結婚を許してくれないだろう・・・。和気家の慣例に従わないと・・・。


俺は二階堂と共に早速週末、二階堂の実家の会社へ行って要望を話す。


社長室に通され、まず名刺交換。


そして詳しく事情を話す。二階堂のお父さんは事情を知ってくれて、いろいろ聞いてくれた。


「わかりました。こちらも精一杯のことをいたしましょう。いつも正輝がお世話になっていますからね・・・。」


二階堂のお父さんはたくさんの衣装の写真をが張ったファイルを社員に持ってこさせ、俺は一つ一つ眺める。


「そうだ、和気さん。うちの新作を着ていただきましょう。ちょうどモデルを募集していたところですから。新郎が和気さんで新婦が北野彩夏さんでしたらちょうど宣伝になっていい。もちろんいろいろ勉強(サービス)させていただきます。もちろん例の装束も・・・。うちで一番いいものを着ていただきましょう!」


新作だけで10枚以上ある。その中でも彩子にあったデザインを選んでくれるようだ。会場も二日に分けてイメージに合ったところを探してくれるという。


これからの打ち合わせはメールと電話で・・・。俺は、前の週に衣装合わせせなあかんけどな・・・今よりも痩せるつもりやから・・・。俺は彩子のマネージャーに連絡を取ってスケジュール調整を頼んだし、二階堂のお父さんが、電話を代わっていろいろ内容を話してくれた。もちろんマネージャーは上司にすぐ相談して折り返し承諾を得る。


これであとはその日を待つのみ・・・。


予定の日は俺は最終の新幹線に乗って前入り。


国会が延びなかったらいいけどな・・・。


彩子はきっと驚くだろう。早く驚く顔を見てみたい。それまでに目標体重を・・・。




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