4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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どりーむ・くえすと (6)5人目の男、六本木ヒルズの住人・IT社長 高島巧
「ねえ、彩夏ちゃん、お願いがあるんだけど・・・。」

ってモデル友達の凛ちゃんに声をかけられた。

「何々???」

まあこの子のお願いって大体いつも同じ・・・。

「あのね、彼氏が新年パーティーをするんだけど、女の子の人数が足りないんだ。来てくれないかな。」

やっぱりね・・・。この子はいつも私にお願いするのは合コンかパーティーの人数合わせ。まだ私はモデル仲間にさえ結婚していることを報告していないから、(だって誰からバレるかわからないよね・・・芸能界ってそんなところよ・・・。)気軽にお願いされる。

「彩夏ちゃんが来てくれるとみんな喜ぶのよ。だからお願い・・・。彼氏いるのは知ってるわよ。」

知っているのなら誘わないで欲しいわよ。きっと旦那様は行っちゃだめって言うんだろうな・・・。

「凛ちゃん。返事ちょっと待ってくれる?」
「どれくらい?明日の夜なのよ。」
「え~~~~!!」

私はすぐ旦那様にメールを入れたの。今は通常国会前の準備で忙しいからきっと返事は遅くなるんだろうな・・・。するとすぐに返事が返ってくる。

『行けば?明日は丁度党の新年会が入っているからね・・・。時間と場所教えてくれる?出来るだけ早く帰って来いよ。ちょっと心配・・・。』
『お言葉に甘えて行ってきます。場所は六本木ヒルズ。時間は18時からなの。終わったら電話するから、迎えに来てくれると嬉しいな・・・。でないと誰かに送ってもらうかもよ^^』

なんてちょっとからかってみた。やっぱり焦ったようにすぐに返事がくるんだ。わかったわかったって・・・。一度二人の仲を書かれたことあるし、結婚さえばれなかったらいいかなって思ったの・・・。また会いたい病が・・・。

 次の日私はお気に入りのパーティードレスを着て、凛ちゃんと待ち合わせして六本木ヒルズへ・・・。

 凛ちゃんの彼氏は今ときめくIT企業の社長さん。それも大手の・・・。

今日のパーティーはIT企業の社長さんの集まりらしくって、総勢10人強。見たことあるIT企業の社長さんばかり。中にはもちろん既婚者もいるのよね・・・。女の子たちは皆モデルとか芸能人の女の子ばっかり。それも皆華やか系の・・・。

「貴史さん、彩夏ちゃん連れてきたよ。」

すると凛ちゃんの彼氏が私を迎えてくれた。凛ちゃんは彼氏の腕に手を通し、パーティーが行われているリビングへ・・・。こういうパーティーは初めてじゃないけどね・・・。IT社長ってどうしてタレント好きなんだろう。

参加者最後の私がリビングに入ると、いろいろな社長さんが名刺片手に挨拶に来るの。

「北野さん、やっぱり可愛いなあ・・・。」
「今度俺のポルシェでデートしない?」
「おいしいレストラン見つけたんだけど、今度食事しない?」

ああいつものように・・・これをあしらうのは面倒なのよね・・・。するとぽつんと窓の外を見つめている男の人・・・。私はその人を見つめる。

(何であの人一人なのかな・・・。)

「どうしたの?彩夏ちゃん。あ、あの人?あの人最近伸びてきた会社の社長さんよ。独自のシステムを開発してね、近いうちに株式上場するって聞いたけど?確か高島巧さん。」

(高島巧???)

凛ちゃんは高島巧の手を引いてこっちに連れてくる。

「高島さん、この子、北野彩夏ちゃんよ。今をときめくCMタレントの・・・。」
「知ってるよ・・・。俺のモトカノだから・・・。」

一同は高島さんの発言に驚く。

 そうこの人は私の5人目の元彼。東大の先輩で、3歳年上。東大在学中にIT関連の会社を興して5年目かな・・・。24歳の若きIT社長ってことね・・・。1年の時に声をかけられて、なんとなく付き合っていた人。結局半年で彼が浮気してこっちから振ってやったのよ。

何かにつけて嘘ばっかりの人で、うんざり・・・。何度デートをすっぽかされたことか・・・。信用できないわよこの人は・・・。それでよく会社の社長をしているわよね・・・。ま、私と付き合うようになってから、会社が上手くいったのは確かで、上手くいったからこそ、浮気をするようになったのよね。嘘をつくようになったのもその頃からかな・・・。

パーティー中、彼はいろいろな社長さんと話をしていたのよね。そして時折私を見て微笑む。私は別に人数あわせに来ただけだから、つまんなくって、これなら参加しなかったほうがよかったかなって・・・。旦那様と食事に行ったほうがましだったかな・・・。党の新年会は夕方までだから、きっともう帰っているよね・・・。相当飲んでいるのかな・・・。迎えに来てっていわなかったらよかったかな・・・。六本木ヒルズからタクシー拾って帰っても家までそんなにかからないしね・・・。

すると私の側に彼がやってきてそっと肩を抱くの。

「彩ちゃん、なんだかつまんなそうだね。よかったらうちに来て飲みなおさない?うちはこの部屋の下だから・・・。いいだろ。」

私は彼の手を降りはらって言ったの。

「いかない。」
「まだ怒ってるの?もう過去のことじゃないか・・・。」
「あんたみたいな最低な男!」

すると無理やり抱きしめられてディープキス!!!私は思いっきり彼をひっぱたいたわ。

「何するの!!!」
「いいじゃないか、減るものじゃあるまいし・・・。ホント以前よりもきれいになって、惚れ直したんだよ。その気が強いところも好きなんだよね・・・。」
「私帰る!」

私は彼を突き飛ばして玄関へ・・・。

「例の男のところへ行くの?代議士かなんか知らないけどさ、あんなさえない男・・・。彩ちゃんには似合わないよ。」

私が一番腹立つこといったわね!旦那様の悪口言われる事が一番腹が立つ!!!

「和気さんはね、さえない男なんかじゃないの!!やさしいし、誠実で、嘘なんかつかない!めがねかけているからさえない様に見えるけど、取ったら結構いい男よ!!あんたなんて最低!裏では悪いことやっているくせに!」

そうよ私知っているんだから。最近開発したといわれるシステムだって、お金で買ったものなんだから・・・。裏では詐欺まがいのこともしているって噂よ。

 私はコートを着てそのまま帰ることにしたの。そして私は旦那様に連絡を入れようとしたんだけど、マンションの玄関口に旦那様が立っていたの。こんな寒い日なのに・・・。

ホント旦那様はめがねを取ると別人。知らない人が見ると代議士和気泰明だってわからないんだから・・・。

「和気さん!!!」

私は旦那様の胸に飛び込んだ。すると追いかけてきた彼と旦那様は鉢合わせ。

数分の沈黙が続いたあと、旦那様が話したの。

「君は高島巧さんだね。いろいろ調べさせていただきました。遅れましたが、私は彩子の夫、和気泰明と申します。」
「お、夫???」
「はい。これ以上彩子にちょっかいを出さないでくれませんか?彩子は私の大事な妻です。」
「彩ちゃん・・・結婚してたの???」

え???

旦那様ったら・・・なんで私の元彼を知っているの???この前もそう・・・教えてもいないのに上杉友哉の名前が出てきたし・・・。どこまで知っているの???

私は信じられなさそうな彼の顔を見て言ってやったの。

「そうよ!和気さんは私の大事な旦那様なんだから!!!」

彼はあっけらかんとしていたわよ。すると旦那様が・・・。

「高島さん、私と取引しませんか?丁度あなたの会社の資料が先ほど私の手元に入りましてね・・・。拝見させていただいたのですが・・・。結構悪いことしていますね・・・。私はこれでも弁護士の資格をもっていますので・・・。」
「な、なんだよ!!!取引って・・・。」
「いやあ、簡単なことです。私と彩子が結婚していることを口外しないで欲しいだけです。それと、もう彩子のことを忘れてください。」

彼はうなずいて取引内容を飲んだのよね・・・。

旦那様と私はタクシーで議員宿舎へ帰ったの。私は今夜旦那様の宿舎に泊まる事になった。私と旦那様は同じベッドの中でさっきの続きを話したの。

「悪いことって何?」
「ああ、あれね。ちょっと試してみたんだよ。あの焦り具合からわかるだろ。本当に悪いことしているよ、あいつは・・・。前あったでしょ。大手のIT企業がやってたこと。あれと同じことだよ。それと、出資法違反かな・・・。いずれ表に出ると思うよ。裏ではいろいろ調べているって聞いたからね・・・。」

旦那様は笑ってたのよね・・・。でもなんで私の元彼知っているの?聞こうとする前に、旦那様は私の横でもう寝てたのよね・・・。せっかく一緒に寝てるのに、キスひとつしないで・・・。

でも旦那様が助けてくれてよかった・・・。
ゆっくり眠れるわね・・・。
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