4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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ときめきアナウンサー日記(仮) 第7章 柳生日誌 (下)あれ?!
 ああ、俺ははしゃぎすぎたのかな・・・。



あの結婚特集の収録の次の日、熱を出し欠勤・・・。次の日もまた次の日も・・・。

有休が~~~~って感じ・・・。

するとめずらしい人からの携帯がなる。


『柳生君?生きてる?』


この声は和気さんだ・・・。生きてる?って言葉は余計だよ・・・。


「何?」
『風邪?珍しいよね柳生君が休むなんて・・・。ちゃんと食べてるの?』
「ん?なんとか冷蔵庫のものとか缶詰とか・・・。」
『え?よくないよそんなものじゃ・・・。なんか食べたいものとかある?』
「温かいものが食いたい・・・。」
『電子レンジある?』
「んん・・・。」
『今日ね、部長に書類届けるように言われたからそっちに行くからね。夕方になるけどいい?』


え~~~!和気さんがうちに来るって???



俺は重い体に鞭打って、慌てて部屋を片付ける。

俺の壁には北野彩夏のポスター貼りまくりだし・・・。本棚には北野彩夏の写真集・・・。もちろん雑誌のスクラップブックも多いし・・・和気さんに見つかったら・・・。



でも体がダウン・・・。ポスターを剥がすのは無理だった・・・。また俺はベッドに倒れこむ。



ああ最悪・・・。



どれくらい眠ったのかな・・・。玄関のベルで俺は目覚める。時間は6時・・・。



やばいポスターが!!!



俺はふらふらしながら玄関へ・・・。ドアを開けると立っていたのは・・・。狭山紗希・・・。何でお前がくるんだよ・・・。眩暈がしそうだ・・・。


「和気さんは?」
「和気さんね急な取材が入ったの!それも柳生君の仕事よ!だから私が代わりに・・・。ちゃんといろいろ持ってきたのよ。入るわよ。」
「ああ・・・。」


狭山さんはいろいろ荷物を持ってきている。書類はもちろんクーラーボックスまで・・・。狭山は書類を俺に渡すと、荷物の開封・・・。


「この料理みんな彩子ちゃんが作ったんだからね・・・。それと、レシピもらったから、野菜スープを作るよ。キッチン借りるね・・・。」


狭山はエプロンをつけて、和気さんが書いたレシピを片手に料理をする。俺は和気さんが作った料理をひとつひとつ確認・・・。もちろん手紙付で・・・。


「柳生君へ。今日は急にいけなくなってごめん。いろいろ作っておいたから、冷凍庫に入れて、一食分ずつレンジでチンしてください。 和気」


中身は炊き込みご飯とか、煮物、焼き物いろいろ・・・。ホント家庭的なメニューで、やはり既婚者は違うななんて思ったんだ。



狭山の話によると、和気さんは局内の炊事場かなんかを借りて作ってくれたらしい・・・。それも昼休みや休憩時間を使って・・・。狭山は四苦八苦しながら料理をしている。でもなんとかできたみたいで、満足げに俺のところに運んでくる。


「最近彩子ちゃんにお料理を教えてもらっているんだ・・・。これはね、毎晩彩子ちゃんが旦那様の朝ごはん用に作っている野菜スープらしいの。彩子ちゃん朝早くて旦那様にご飯作れないでしょ・・・。彩子ちゃんところの朝ごはんはこれと、パンとコーヒーなんだって。今回は特別に元気になるようにニンニクを入れたらいいって彩子ちゃんが特別にレシピを教えてくれたのよ。」


和気さんのレシピか・・・。狭山の野菜の切り方はまだまだだけど、やはり和気さんのレシピ・・・味はうまい。ま、これが和気さんの手作りだったらもっと美味いかもしれないけどね・・・。



狭山は俺の部屋をじろじろ見ている。あまりじろじろ見んなよな・・・。部屋中北野彩夏のポスターだらけなんだからな・・・。

北野彩夏の唯一の水着のグラビアポスターや企業宣伝物のレア物まで・・・。

極めつけは多分和気さんは覚えていないであろう、JRAのイベントの抽選で当たった直筆サインつきの北野彩夏のキャンペーンポスター。あの時はちゃんと握手もしてもらって・・・。



案の定狭山は俺のほうをじっと見てにやけている。


「ああ、柳生君がアナウンサー試験をなんとなく受けた理由がわかっちゃった・・・。」
「なんだよ・・・。」
「お目当ては彩子ちゃんだったんだ・・・。でも残念だったね・・・既婚者だもんね・・・。」


狭山言うなよ・・・。わかってるって・・・俺は内定もらって浮かれている時に北野彩夏の入籍と結婚を知らされ、もう内定を断ろうかなんて思ったときがあったんだから・・・。


「和気さんには言うなよ・・・このこと・・・。」
「どうしようかな~~~~。美貴ちゃんに話したら笑うかもね~~~。美貴ちゃんも知りたがってたしね。口止め料ちょうだい!」


俺は熱のためか、どうしてか知らないけれど、狭山にキスを・・・。狭山は突然の俺のキスに顔を赤らめて固まってたんだよね・・・。


「風邪・・・移っちゃうじゃん・・・。」


なんていいながら狭山は俺にキスしてきた。そのまま俺は狭山を押し倒してたんだ。そして狭山を・・・。

ま、狭山は和気さんと同じくらいかわいいやつで・・・。結局体調の悪さから最後までって言うのは無理だったんだけど、朝、俺の横には狭山がいたんだよね・・・。



なんと朝になるとあれほど下がらなかった熱が下がっている。気分もだいぶん楽だ・・・。昨日のスープのおかげか、それとも・・・?気がつくと6時・・・。


「狭山、お前今日休みか?」
「今何時?」
「6時。」


狭山は俺のベッドから飛び起きて、服を着るんだ。


「きゃ!今日は定時出勤!!!柳生君、昨日の口止め料ありがとうね。でもわたしは・・・。」


なんて真っ赤な顔をして部屋を飛び出していった。

あれ?

俺って狭山になんてことをしたんだろう・・・。

なんとも思っていないはず・・・。



やはり男って弱っている時にやさしくされるとだめだね・・・。



俺はシャワーを浴びて昨日狭山が作ってくれた野菜スープの残りを食べて久しぶりに出勤したんだ。
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