4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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ときめきアナウンサー日記(仮) 第10章 アナウンサー日記2 (1)おかしいぞ和気さん
 最近和気さんは毎日代議士の旦那に送り迎えをしてもらっている。そして最近さらに痩せたんじゃないかな?一時期ちょっとプックリしてたと思ってたんだけど・・・。朝の出番を終えると、デスクに座って頭を机にくっつけてボーって一点を見つめている。出番以外は無気力って言うか・・・。なんというか・・・。
そしてまた昨日ばっさり髪の毛を切ってきたんだよね・・・。せっかく肩甲骨まで伸びた綺麗な栗色の髪がまたショートに・・・。隣の席の俺は絶対何かあったんだと直感で思ったんだよね・・・。

「和気さん、今日の昼、となりのホテルのランチバイキング行く?俺がおごるから・・・・。」
「ん?気持ちはありがたいけど、今食欲ないし、お弁当持ちだから・・・。」
「じゃ、休憩時間にケーキでも食べに行く?和気さん大好きだよね・・・。」
「だから食欲ないって・・・。ごめんね・・・。」

甘いものに目がない和気さんがね・・・。おかしいよ・・・。

そしてランチの時間・・・。もちろん俺はしたのコンビニで弁当を買ってくる。和気さんは手作り弁当・・・。美味そう・・・。でも和気さんは弁当のふたを開けたっきり、眺めるだけで箸をつけない。そしてついにはふたを閉じてしまうんだ・・・。

「あれ?食べないの?美味そうなのに・・・。」
「じゃ、柳生君食べて・・・。和気さんのお母様が作ってくれたんだけど、食欲がわかなくって・・・。」

そういうとカバンから薬を取り出して何もおなかに入れないで飲んでいる。
そんなことしたら胃を痛めるのに・・・。
やっぱ俺って和気さんがおかしいのを見ると世話を焼きたくなるんだよね・・・。
そういえば、この前取材で行ったところでもらった栄養食品系の試供品があったような・・・。ゼリーみたいだからきっと和気さん食べると思うんだけど・・・。
「ほら食え!ゼリー状のものなら食えるだろ・・・。」
「え?」
「何も食わずに薬はよくない。だから無理してでもとにかくこれを胃に入れろ。」
「ありがとう・・・。なんだかうれしいな・・・。」

和気さんは俺の渡した栄養補助食品を手にとって、とりあえず飲んでいた。

「ホントに何か食わないと体力持たないぜ。」
「そうだね・・・。心配かけてごめんね・・・。大丈夫だから・・・。」
とかいいつつも暗い顔をしている和気さん・・・。
今まで明るい顔して仕事をしていた和気さんとは大違いだ・・・。
そしていつものように収録がないときは定時に帰っている。
今日はなんだかふらつきながら・・・。もう限界じゃないのか?
俺は気になって仕事どころじゃない!
そっと俺は和気さんの後ろを歩く。和気さんは何度も何度も立ち止まりながら、ゆっくり社員通用口まで・・・。

「和気さん大丈夫か?通用口前に旦那がいるんだろ。俺がそこまでついてやる。」
「ん?だいじょうぶ・・・。大丈夫だから・・・。」
とかいいながらも、通用口の先に旦那の姿を見ると、安心したのか、警備員の前で倒れてしまったんだ・・・。

警備員はおろおろしている。

「おい!通用口前に和気代議士がいるはずだ!呼んでくれ!和気さんが倒れた!!!」


警備員は慌てて探しに行って和気さんの旦那を連れてきたんだ。

「彩子!!!」

旦那は走って和気さんの元へ駆け寄った。もちろんたくさんの人だかり・・・。

「和気代議士。和気さんにどんな体調管理をしているんですか!今日食欲ないって言ってお弁当も食べなかった。俺が手渡した栄養補助ゼリーだけですよ。口に入れたのは・・・。そして何も食べないで薬を・・・。今日だけではありませんよ、最近ずっと・・・。」

旦那は黙っていたよ・・・。

すると和気さんが気がついたのか、こういうんだ・・・。

「柳生君・・・和気さんを責めないで・・・和気さんすごく辛いの・・・。だから和気さんを責めないで・・・。」
「彩子・・・。」


そういうと旦那は和気さんを抱きかかえて、待たせていた車に乗り込んだんだ・・・。

次の日、和気さんは入院したって上司から聞いた。
なんと原因を聞いて驚いた・・・。

和気さんは先週末、妊娠中に胎児が死んじゃって、手術をしたらしい・・・。
回復しないまま出勤して、無理したって・・・。
和気さんは病欠扱いでひと月の休養をとることになったんだ・・・。

妊娠してたことさえみんな気がつかなかった・・・。

そして和気さんが毎日うなだれてた理由・・・。

俺知ってるんだもん。和気さん不妊治療しているってこと・・・。
やっと出来たと思ったらこんなことになったんだもんな・・・。
誰だって食欲なくなったりおかしくなるよな・・・。
もちろんとても和気さん夫婦にとって辛いことだろうけれど、このことは公表されたんだ・・・。
もちろん和気代議士は辛いのに記者会見までしてしまって、不妊治療、妊娠、そして胎児死亡を包み隠さず公にしたんだよね・・・。もちろん世間は同情したさ。誰も和気さんと代議士を悪く言う人なんかいない。

そして代議士はわざわざ俺の電話をくれて言ったんだ。

「彩子がね、柳生君にすまないって言ってたよ。とても気にかけてくれていたみたいだね・・・。感謝してるよ・・・。これで不妊が公になったから、誰の目を気にすることなく治療が出来るよ・・・。」
って・・・。俺はただ、和気さんが気になってしょうがなかったから・・・。
そこまで感謝されると俺の立場は・・・。ほんと複雑だね・・・。
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見やすくてきれいなサイトですね♪

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