4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 第2章 降臨 総集編2
 玄武が宿った姫君は十三歳。関白の姫君として何不自由の無い生活をしている。父、関白の悩みはただひとつ。麻耶姫の不可思議な行動である。

 昼夜問わず、姫君のもとに訪れる生き物たち。そのものたちは皆怪我をしていたり何かを患っている。姫君はそのものたちに手をかざすと、その手から光を放ち、清い光が生き物たちを包み込むと、その生き物たちは健康体になった。

その噂を聞いた都のものたちは関白邸を訪れるのだが、もちろん門衛に断られるのである。

しかし姫君は満月、新月の夜、無意識のうちに邸を抜け出し、そして朝方には戻ってくるという不可思議な行動をするのである。

もちろん関白は使いを出し、姫君が何をしているのか調べさせる。

すると姫君は玄武神社で玄武の舞を舞っている、ただそれだけなのである。朝、目覚めると姫君は覚えているわけはない。

不思議なことに姫君が不可思議な行動を起こした次の日、何かが起こる。

満月の夜はどこかでたくさん様々なものが誕生し、新月の夜はどこかでたくさんの者達が死んでいく。

延暦寺焼き討ちの日も新月の日であった。

「変な噂が流れると、我が姫の縁談がなくなるではないか・・・。」

と関白は嘆くのである。

もちろん関白は由緒ある五摂家のひとつ近衛家である。関白の姫君として生まれたこの麻耶姫を御歳15歳の東宮に入内させようとしているのは明らかなことである。この姫君は東宮の元服の折に、副臥役に選ばれ、何も無かったが、龍哉と共に一夜を明かしたのは言うまでもない・・・。

その時のみ、守護龍龍磨は龍哉の側を離れ、二人に平伏していた。

もちろんそれは青龍の皇子と、玄武の姫君が出会ったことに対する敬意であるのは明らかである。
 白虎が宿った若君も元服を迎える。

小さい頃より陰陽道の道を究め、陰陽道の神童として帝の覚えもめでたい若君へと成長した。

 帝はこの若君に殿上に必要な従五位の位を与え、たいそうかわいがった。もちろんこれは異例中の異例のこと。この若君の父でさえ、従五位。やっとのことで掴んだ位である。その父と同じ従五位という殿上人となった若君は、同じ年の東宮、龍哉にある日はじめて会う。

「陰陽頭嫡男、この度東宮侍従を帝より賜りました安倍西斗にございます。東宮様、何なりとお申し付けください。」

この若君は守護龍龍磨と同じ東宮侍従の位を賜ったのだ。

龍磨はこの若君の胸の辺りに光る白い勾玉に気づき、この若君に対しても平伏するのである。

「あなた様は白虎様であられましたか・・・。」

不思議そうな顔をする若君を見て、龍哉は龍磨に言葉の意味を聞く。

「龍哉様、龍哉様もお持ちでしょう。青い勾玉を・・・。それは以前も申し上げたとおり青龍の証・・・。そして近衛の姫君は黒の勾玉・・・。黒は玄武の証・・・。そしてこの白の勾玉は白虎が宿った証なのです・・・。私は龍哉様のしもべではありますが、四神の証を持つ者にも従わなければなりません。ですから・・・。」

そういうとさらに龍磨は平伏するのである。

 ある全国統一間近の武将のもとに現れる邪気のあるモノ。

武将は腰の刀に手を置き、そのものに立ち向かおうとする。しかし金縛りにあう。

暗い邸の中に光る赤い眼。その目が徐々に武将に近づいてくる。武将は家臣を呼ぼうとしても声が出ない。それどころか、近くに控えていたものたちは倒れていた。

近づく眼は荒い息をたてながらさらに武将に近づく。

心の中で武将は叫ぶ。

(何者?!)

「まあ落ち着け・・・。お前の願いを聞き入れてやろうとしているのだ。」

(ワシの願い???)

「お前は一国の主ではなく様々な神になりたいと言ったな・・・。神の頂点に君臨したいと。その願い、叶えてやろう。ただし・・・・。」

(ただし???)

「その体、この私が喰わせていただく。ただそれだけのこと・・・。」

有無を言わさずその黒い影の赤い眼を持つものは武将の体を喰い尽くす。そしてその黒い影は武将の姿になる。

悪の心で満たされた生身の体・・・。いい体が手に入った・・・。





そういうとニヤリと笑うと何事もなかったかのようにこの先武将を演じるのである。もともとこの武将自体の奇行、悪行の数々・・・。もちろん武将の家臣どもは何が起きようとも気づくはずはない。

そして自らのことを「第六天魔王」名乗ったのである。





第2章 降臨  (完)
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