4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 第4章 覚醒 総集編 1

どうにかして青龍寵愛の姫をこの手に・・・・。
あと一神の力をこの体に喰わせれば、このわしは魔の黄龍となる・・・。この世で最強の魔獣族、暗黒黄龍となるのだ・・・。


魔王の正体、それは黒い龍。龍といっても龍王のような姿形はしていない。鱗が生え、玄武から得た強靭な胴体と、白虎の力で得た太い足、朱雀の力で得た翼、そして太く長い首に鋭い目。姿形は西洋龍のようである。もちろんこれは玄武、朱雀、白虎の力を得たことによる姿なのだ。

これまでに玄武、白虎、朱雀の力を体に食わせ、あと一神青龍を残すのみ・・・。

 龍国は四神一、清い気に包まれ、魔王は何度龍国に侵入し、国を滅ぼそうとしたが、成し遂げることが出来なかった。そこで気づいた青龍寵愛の姫宮。姫宮の体内には青龍王の力が蓄積されている。その姫宮を食えば、青龍の力を手に入れたといっても過言ではない。
魔王は人型に戻り、家臣を呼びつける。
「光秀、どうにかして、元斎宮の姫宮をここに連れて参れ・・・。」
「しかし、帝は姫宮様の降嫁をお許しにはなっておりません。」
「本当にお前は使いようのない男よのう・・・。最後の機会を作ってやったものを・・・。京極や武田と同じ目に遭いたい様だ・・・。下がれ!!!」
この無茶苦茶な命令に首を縦に振らない家臣明智光秀・・・。

これまでに色々無理難題を言いつけられ、非難され続けていた。そして朝廷側からも主君の暴君ぶりを改めさせるよう言い渡されている。朝廷と君主との板ばさみ状態・・・。

 五月晴れの暖かな日、東宮御所では、いつものように東宮の周りに侍従2人、頭中将、そして未来の東宮妃、麻耶姫が集まって歓談している。

やっと東宮と麻耶姫の婚儀の日取りが決まり、東宮と麻耶姫は仲睦まじく毎日を過ごしている。

ある一定の距離を保ちつつも、二人は見つめあい、微笑みあう。そして周りに居る者達も2人の関係を微笑ましく見届けている毎日であった。
ここのところ異様な程、物の怪の出現はない。まるで嵐の前の静けさというべきか・・・。白老もこの日は珍しく表のほうで暖かい日差しを浴びて日向ぼっこをしている。
『ふぁー、いい天気だ・・・・。先日までの不安はなんだったのだろうか・・・なあ西斗・・・。』
「そうだね白老。そんなに端近に居て平気なのかい?」
『まあ、わしたち以外の御所の者たちはわしのことをただの犬と思っている節がある。そのほうが気分的に楽でいい・・・。』
白老は大あくびをして西斗に腹を見せる。西斗は白老の腹を撫で、微笑む。傍目から見ると、本当にのどかな昼間。しかしそのような安らぎの時間は長くはなかった・・・。
 白老の耳がぴんと立ち、髭がぴくぴくと動く。そして仁王立ちをすると御所上空を見つめている。先程まで穏やかだった空模様が一変して異様な雲に包まれる。太陽の光がだんだん失われ、辺りは夜のように暗くなった。

 太陽の光が失われ、夜のように暗くなった。白老をはじめ、守護龍・龍磨が表に降りる。異様な雲は徐々に東宮御所に近づいてくる。そして感じる強い邪気。今までの邪気ではないほど強い。白老はその邪気に身震いし、耳を後ろにし、尻尾を丸める。もちろん龍磨も同じように感じている。


「麻耶姫は中に居なさい。」
と龍哉は西斗と朱央を連れ表に出る。西斗は懐から陰陽師の札と剣を、朱央は従者に命じて弓矢と剣を用意し身構える。
「キャー!」
と、龍哉の母宮のいる御殿から聞こえる悲鳴。御殿のほうからある女官が走ってきて龍哉に申し上げる。
「東宮様!物の怪が!!!物の怪が、姫宮様をさらって・・・・。」
「え!母上様を!?」
龍哉たちは急いで母宮のいる御殿に向かう。御殿の屋根には見たことのない黒い獣。黒い獣の背中には気絶した母宮が横たわっていた。黒い獣は龍哉たちを睨みつけると、こういう。
『我は魔王の腹心、魔獣黒狼。魔王の命により、青龍寵愛の姫君を頂いていく。ふふふふ・・・まだ覚醒していないガキどもに我を倒すことなど出来まい。やれるものならやってみろ!受けてたつぞ!』
そういうと黒狼は遠吠えをし、大笑いをする。
「龍磨!変化を許す!」
「御意!」
龍磨は龍に変化し、黒狼に近づき立ち向かうが、跳ね返されてしまう。西斗は札を取り出し、呪文を唱えながら指で何かを書き、黒狼に向かっていう。
『疾風!』
札が消えると同時に突然旋風が起こり、黒狼を包み込む。さらに西斗は白老に札をつけ、呪文を唱え、白老にいう。
「行け!白老!姫宮を助けろ!」
白老は疾風の如く空に舞い上がり、黒狼が包まれている旋風の中に飛び込み、黒狼と戦いつつも、黒狼の背に乗せられている姫宮を助け出すことが出来たのである。
朱央は弓矢を構え黒狼めがけて弓矢を放とうとすると、朱央の体が真っ赤な炎に包まれ、その炎は朱雀の形をして朱央が放った矢と一体化し、黒狼に襲い掛かった。


『ギャ~~~~~~~~~~!!!!』


その矢は見事黒狼の額に命中し、黒狼はもがき苦しみ、炎に包まれる。さらに止めを刺すかのように朱央は叫ぶ。


『烈火!!!』


朱央の指の先から火の鳥・朱雀が飛び出し、猛烈な炎がもがき苦しむ黒狼に襲い掛かり、黒狼は焼き尽くされてしまったのである。


 朱央の胸元に隠されていた赤い勾玉の光が消え、朱央は正気に戻る。そして自分の両手の平を広げ、不思議そうに呟く。


「い、今・・・わたしは何をしたんだろう・・・。」


後ろを振り返ると朱雀の出現に驚く龍磨たち。その側には怪我をし横たわる変化後の龍磨と、式神白老・・・。龍哉は助け出された母宮を抱きかかえ、朱央の事をじっと見ていた。


 東宮の寝殿から飛び出してきた麻耶姫。白老と龍磨の惨状に驚く。怪我をし息絶え絶えの白老と龍磨。麻耶姫はありったけの癒しの力で白老と龍磨を包み込む。徐々に傷口はふさがり、白老と龍磨は意識を取り戻し、龍磨はいつもの人型に戻る。

母宮の御殿は燃え上がり、東宮御所内をはじめ、内裏から消火のための人員が集まり、母宮の御殿を消火する。龍哉の寝殿と離れていたためか、延焼は免れ、母宮の御殿のみ全焼で済んだ。

西斗が気を利かし、陰陽の秘術で東宮御所内の者達の魔族襲来と、龍磨変化などの記憶を消した。記録上では東宮御所内の火災として処理されたのである。

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