4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

四神降臨 第4章 覚醒 総集編2

 未だに自分の力が不思議でしょうがない朱央・・・。朱央は邸に戻り、父である左近衛大将に問う。


「父上、私はあなたの子でしょうか・・・。本日東宮御所にて不思議なことが起こりました。詳しくは申し上げられませんが、私の体が火に包まれたのです。でもちっとも熱くなかったのです。そして東宮様、麻耶様、侍従の安倍西斗と色違いの勾玉を持っております。この勾玉はなんなんですか?」
すると朱央の母君が朱央の前に座り、いうのである。
「朱央、ついにあなたの秘密を話すときがきましたね・・・。殿、いいかしら・・・。話しても・・・。」
大将は頷く。
「私の秘密?母上、どういうことでしょう・・・。」
大将は人払いをして誰もいないことを確認すると母君が言う。
「あれは20年前のことでしょうか・・・。」
結婚し、10年経っても子宝に恵まれなかったこの夫婦。子宝祈願に朱雀の奉られている社に訪れた。この源家は朱雀を祀り、崇めていた。

そしてある夜、正妻の枕元に立つ真っ赤な炎に包まれた鳥。その鳥は人型となり、夢の中でこの正妻に言うのである。
『朝、私の祠の前へ向かいなさい。きっとあなたが欲しがっていたものがある。その者を大切に育てよ。きっとその者はあなた方を助け、一族どころか国の平和と繁栄をもたらすであろう・・・。』
そういうと火に包まれた鳥は姿を消す。正妻は目覚め、夢のお告げどおりに朱雀が祀られている祠に向かう。すると弱々しい赤子の泣き声がするのである。祠の前で置き去りにされている赤子を抱き上げ、あやしてみるとその赤子は泣き止んで笑う。
「もしかして昨日の夢・・・・。このことだったの?」
と正妻は思い、この祠を祭っている神主に夢のことと、朝の出来事を包み隠さず話す。
「ほう・・・夢に火の鳥が・・・・。それはまさしく朱雀・・・。そのお告げどおりになさいませ・・・。その子はきっとお告げのような子に成長するでしょう・・・。」
正妻はその赤子を引き取り、源家の嫡男として育てたのである。

もちろんこれは頭中将、源朱央のことである。
  大将の正妻の話を聞いた朱央は、正妻からあるモノを手渡される。

それは札。

そこにはこう書かれている。


「朱雀第二皇子朱央 ある理由により人間界に放たれし皇子。」
理由は書かれていないものの、朱央は朱雀国の皇子。

何故人間界に放たれたのか・・・。

もちろんそれは魔王が四神の力を集めるために朱雀国を襲ったことによるものであることは明らかである。

もしかしたら唯一の生き残りかもしれない朱雀の皇子朱央。

自分は人間ではないことを知らされた朱央は驚き、そして嘆く。しかし今まで暖かくここまで育ててくれた育ての親に感謝し、次の日、何もなかったかのように東宮御所に出仕する。


 朱央は龍哉に札を渡し、経緯を話す。
「朱央は朱雀の皇子か・・・。僕と同じだね・・・。僕は母は人だけど、父上は青龍だからね。はじめて会った時から朱央に惹かれるモノがあった。それが何だか今までわからなかったんだけど、そういうことだったんだね・・・。覚醒したんだね、朱央は・・・。僕はいつ覚醒するのだろう・・・。覚醒さえすれば、昨日のように龍磨や白老をあんな目にあわせることはなかったし、母も助けることが出来たであろうに・・・・ホント心苦しいよ・・・。」
龍哉は悲しそうな顔をして朱央を見つめる。

あの時もし朱央が覚醒しなかったら、母宮は連れ去られ、魔王に青龍の力を食われていたに違いない。

未だどうして青龍の力を必要としているのかわからない龍哉たち。

もちろん魔王の本性など知らないのである。

  ある寺に訪れる高貴な男たちとある家臣。家臣は高貴な者達が上座に座ると平伏する。

高貴な者とは朝廷側からは関白近衛前久をはじめ五摂家当主、武家側からは羽柴殿、毛利殿、長曾我部殿が集まっている。

目に余る元右大臣織田殿の行いをなんとかしようとするものである。

議論は深夜まで及び、ある決断を下す。ある提案を言い出したのは関白近衛殿。
「明日、本能寺に織田殿は入るといったね・・・。そこで新月の六月二日にそなたに謀反を起こしていただきたい。このままでは朝廷どころか、この国を危うくする人物である。もちろん、織田殿の首をとった暁には、そなたに正式に位を与え、源氏の流れを汲むそなたに征夷大将軍に任命するよう、帝に働きかけよう・・・。もちろん、この謀反に手出しは無用・・・。朝廷としてはそなたに加担しようではないか・・・。」
「そ、そのようなことは・・・。」
すると五摂家のひとつ鷹司卿が言う。
「そなた散々なことをされたと聞きましたよ。このままでいいのですか?あのような魔物のような者を野放しにしておいても・・・。関白殿の言うとおりになさればよろしいものを・・・。末は外祖父になり得る近衛殿ですぞ・・・。」
家臣は首を縦に振るとこの寺を後にした。

そのあと、続けて関白は言う。

「羽柴殿、長曾我部殿、毛利殿、ここからの話は恐れ多くも帝からの言葉と思われよ・・・。」

一同は息を呑み、耳を傾ける。
「謀反の後の処理はあなた方にお任せする。表面上は朝廷として触れたくはないこと故、いいですか・・・・。結果を見てから褒美などを検討するつもりである。わかりましたね・・・。」
武家のものたちは平伏して朝廷側の者達が立ち去るのを待つ。武家の者達は謀反の後のことを話し合うのである。



第4章 覚醒    完
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。