4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 最終章 黄龍降臨 総集編1

 謀反の計画が練られている同じころ、寝所にいる龍哉は胸騒ぎに襲われる。どう寝返りを打っても眠れないのだ。


龍哉は小袖の上に着物を羽織り、表の廊下に出て、しとしとと降る梅雨の雨を眺めている。




「龍哉様、どうかいたしましたか?」


不思議に思った守護龍・龍磨は龍哉に声をかけた。



「ん?なんだか胸騒ぎがするんだ。それがなんなのかは定かではないんだけど・・・。龍磨は感じないのか?いつもどんよりしている都がさらに重苦しい。龍磨はいいね・・・。」




龍哉は龍磨を眺め微笑む。




「どうかなさったのですか?」
「僕だけだよね・・・。何も力がないのは・・・。先日朱央は朱雀に覚醒したし、西斗は昔から陰陽道に精通している。麻耶姫は癒しの力・・・。僕だけが中途半端なんだよね・・・。」




龍磨は溜め息をつき申し上げる。




「龍哉様、龍医師が申していたように、着実に覚醒に向かっていると・・・。朱央様のように何かの引き金で一気に覚醒するかもしれません・・・。安堵なさいませ。」
「龍磨、久しぶりに馬に乗り、都を見てまわりたい・・・。そうすれば気が晴れるかも・・・。」
「それはいいかもしれません・・・。そのように手配いたしましょう・・・。明日すぐにとは・・・。まずは寝所にて体をお休みになられては?」


龍哉は微笑んで寝所に入っていく。
しかし、どうしても激しい胸騒ぎを覚える龍哉だった・・・。




 東宮御所の庭に馬が用意される。麻耶姫のみ東宮御所に残し、龍哉をはじめごく側近の3人と、白老のみがお忍びという形で馬に乗り、御所を出る。久しぶりの京の都は武士達が徘徊し、物々しい雰囲気であった。





「今日は特に武士たちが多いね・・・。また戦でも始まるのかな・・・。」





と龍哉は朱央に聞く。





「昨日から元右大臣、織田様が本能寺に滞在とか・・・。今備前のあたりで戦が始まると聞いております。そのためではないかと・・・。」
「そうかまた始まるのか・・・たくさんの民衆がまた苦しむんだね・・・。」





本能寺に近づくほど、武士、特に足軽の数が増える。そしてなぜかおかしな雰囲気。邪気とかそういうものではなく、今からここで戦でも起こるのではないかというような雰囲気というべきか。道に武士が溢れ、なかなか前に進めなかった。





「東宮様、私が道をあけるように命じてまいります。」
「いや、いい、朱央。僕は忍んできているわけだから、遠回りでもするよ・・・。」
「しかし・・・。」





すると遠くから馬が走ってくる。





「どけどけどけ!!!!」







馬に乗った武士は龍哉たちと鉢合わせになる。





「道を譲らんか!このくそ公家ども!!!」





朱央はその言葉に反応して武士に言う。





「無礼者!!!ここにおわす方は東宮和仁親王様であられる!」
「朱央!もういい・・・。別に僕達は急いでいるわけではないから譲ってやろう・・・。」


その武士は東宮であることを知ると、馬を降り、平伏する。

「そなたに聞きたいことがある。どうしてこのように兵が多いのか・・・。物騒で困る。」
「は!よくはわかりませんが、続々と兵が本能寺周辺に集まっていることは確かであります。しかしこれは戦が始まるときにはありふれたことで・・・・。」
「もういいよ、急いでいるのでしょう。早く行きなさい。」





武士は立ち上がると頭を下げ、再び馬に乗り先を急ぐ。





やはり龍哉の胸騒ぎは収まらないようで、御所に戻った後も、脇息にもたれかかって、考え事をしているのである。

 龍哉のお忍びから数日経とうとしている深夜。龍哉はとてつもない胸騒ぎに襲われ、飛び起きる。





「龍哉様、どうかされましたか?」
「龍磨、今日は何日だ・・・。」
「六月二日未明でございます。あと一刻ほどすれば夜が明けましょう・・・。」





そのあと龍哉は床につき、眠ろうと試みるが、どうしても眠ることが出来ない。もちろんこの感覚は龍哉だけではない。




東宮御所内の麻耶姫、左近衛府にて宿直中の朱央、そして自宅にて就寝中の西斗も同じであった。




龍哉はさっと直衣に着替えると表へ出る。すると南の空は赤く染まっている。これは朝焼けではない。龍哉は宿直中の朱央を呼び、何が起こっているのかと、調べさせた。




この騒ぎに麻耶姫がおきてきて、不安そうな表情で、龍哉に寄り添う。


「東宮様・・・。」
「姫、今朱央に調べさせているから・・・。」
「今夜は新月・・・。私の嫌いな新月・・・・。たくさんの者達が死に、そして魔族が活発に動き回る新月・・・。怖いのです。」


龍哉は不安そうな表情の麻耶姫を抱きしめ慰める。


「大丈夫です。」


泣きたくはないのに涙を流す麻耶姫。

龍哉はじっと赤く染まる空を見つめ、朱央の知らせを待った。

次第に内裏は騒ぎ出し、この騒ぎで西斗が急いで出仕してくる。


「東宮様!こちらに出仕の道中でこの騒ぎの真相を耳にしました!」
と龍哉の前で西斗が申し上げる。
「どうした?何が起こっているというんだ?」
「謀反でございます!本能寺にて謀反でございます!」
元右大臣が滞在していると聞いている本能寺でも謀反。

朱央も龍哉の前にやってきて詳しく申し上げたのである。

 一方本能寺では元右大臣織田殿の家臣、光秀が謀反を起こしていた。もちろん光秀自身これは勅命だと思ってのこと。





「この謀反は勅命である!我が君主信長の首をとれ!!!」





と1万強の兵の陣頭指揮を執る光秀。

百分の一しかいない本能寺の衛兵を蹴散らし、本能寺中心部へ向かう。





「いたぞ!」





その声に光秀は反応し、声のするほうへ向かうが、目にしたものは残忍な光景であった。

信長のいるはずの寝所には数々の兵の遺体・・・。

そして数々の魔物が居座りその中心に信長が立っている。魔物の姿に驚き後ずさり兵たち。


「何をしている!やれ!!!」
光秀の兵は意を決し立ち向かうものの、一人残らず魔物に襲われ食い尽くされていく。

次第に、信長の姿は次第に魔物へと変化していく。


「信長様?????」
光秀は魔王に変化した信長を見て驚き腰を抜かしてしまうのである。


『お前のような雑魚にはようはない!わしの欲しいものは青龍の力のみ!!!』


魔王は爆発音とともに、姿を消す。


魔王が向かうのは・・・・。そう青龍の皇子のいる東宮御所・・・。
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