4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夢~防大編 第1章 防衛大学校 (1)18歳の春




防大制服(冬)



 18歳の春、俺は防大に受かった。防大は神奈川県横須賀にある。俺は久しぶりに東京の母さんのもとに行ったんだ。


「そう・・・防大に行くのね・・・。」

悲しそうな顔をする母さん・・・。


昨年末、代官山の爺ちゃんが亡くなって、母さん、ばあちゃんと、静姉ちゃんと住んでいる。


爺ちゃんは俺が政治家になる夢を死ぬまで抱いていたんだ。


ああ、あれは12月15日。


突然母さんから電話がかかってきて、東京に呼び出されたんだ。爺ちゃんが危ないからって・・・。父さんも誘ったんだけど、父さんは行かないって言ったから、俺だけで東京の病院に行ったんだ。


爺ちゃんは82歳。老衰だろうね・・・。


俺が病室に着くなり、爺ちゃんは俺の手を握り締めて言うんだ。


「孝博、自衛官になんかなるもんじゃない。どれだけお前のお母さんは苦労したか知っているのか?転勤転勤・・・海外派遣・・・。ワシのいうことを聞いて政治家になりなさい。」

「でも爺ちゃん・・・俺は決めたんだ・・・。父さんみたいになるんだ・・・。」

爺ちゃんは俺を見つめて泣いたんだ・・・。


そしてそれから数日後に亡くなってしまったんだよね・・・。


最後まで俺の名前を呼んで・・・。


俺は爺ちゃんの唯一の男孫だからね・・・。


きっと爺ちゃんみたいな政治家にならせたかったんだろう・・・。


爺ちゃんは官房長官止まりだった・・・。俺にそれ以上になって欲しかったらしい・・・。


実は俺の源家にも政治家の血が流れていたりするんだよね・・・。


俺が生まれた頃の総理大臣藤原氏は俺の父方の祖母の兄。


だから余計に爺ちゃんは俺を政治家にさせたかったらしいよ・・・。


「母さん、入学式に来てくれないかな・・・。父さん休み取れるかわからないんだ・・・。」

「嫌よ、行かない。もう自衛隊関係はごめんよ・・・。」

母さんは本当に毛嫌いをしてしまって自衛隊と聞いただけで、いやな顔をするんだよね・・・。

「もういいよ、頼まないから!」

俺は怒って代官山の家を飛び出した。


俺は携帯電話を取り出し、電話をかける。


電話の相手は僕の幼馴染であり、従姉弟、そして恋人・・・。


「雅、今から会える?」

『孝博君?うんいいよ。』

雅は総理大臣ご令嬢。


俺の叔父さんである弐條雅和氏は去年の秋に44歳の最年少の若さで総理大臣になった。


今は広尾のマンションを出て総理公邸暮らし。


もちろん雅もそこに住んでいる。


雅と付き合ってもう少しで3年・・・。


ずっと遠距離恋愛だった。


雅は5月で21歳。


この春で大学3年生になる。


俺が幹部自衛官になったら、雅と結婚する約束があるんだよね・・・。


それまでに俺の事を好きでいてくれているのが条件だけど・・・。



スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。