4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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夢~防大編 第3章 もうひとつの道 (2)陸上自衛隊中部方面総監部伊丹駐屯地にて

 夏休みに入り、俺は兵庫県伊丹市にある実家に戻る。そしてもうひとつの道について、部屋に籠もって悩んでしまう。父さんは帰省してからずっと部屋に籠もりっきりの俺を見て心配そうにしているのがわかる。

防大夏服俺は思いたって防大の制服を着込むと、仕事中の父さんに会いに総監部に行く事にした。正門前で、なぜかためらう。じっと立ち尽くしている俺に、警備官の男が話しかけてくる。


「どうかしたのか?君は防大生だね。何か用かい。」

「あの、私は防衛大学校1年の源孝博と申します。父、いえ、源幕僚長に面会をさせていただこうかとこうして・・・。」

「ちょっと待て。」


そういうと警備官は電話をかけて、何か話している。そして俺に言う。


「さ、会ってくださるそうだから入っていいよ。場所は中の人に聞けばいい。」


俺は敬礼をして中に入る。そして俺は初めて出会った自衛官に父さんの部屋を教えてもらって父さんの部屋の前へ・・・。


俺は戸をたたく。

「孝博です。」

「入りなさい。」

父さんはデスクで仕事をしていた。側には何人かの自衛官。父さんはその自衛官たちを退席させると、ソファーに座らせる。父さんは俺の前に座るといった。

「どうした、孝博。ここまで来るなんて珍しい・・・。最近ちょっと心配していたんだよ。」

「俺さ、どうしようか悩んでいるんだよ。俺の夢は父さんのような自衛官になる事。なんだけど・・・。俺、雅と一緒になったら、自衛官で雅を養っていけるんだろうかと思うんだよ。雅は母さん以上にお嬢さんだよね・・・。何不自由なく育って・・・。家事は完璧だって言っても、急に生活を変える事なんて出来ないだろ・・・。俺は雅に苦労をさせたくないんだ。何不自由なく生活させたいんだ。だから俺・・・夢を諦めようかどうか悩んでるんだ・・・。」

「自衛官辞めたら、どうするんだ?高橋家を継ぐのか?」

「いや、政治家にはならない。まあ、政治家だったらいいかもしれないけれど、俺はむいていないのは知っているし・・・・。」

「じゃあ、何になりたいんだ?」

「俺の先輩に航空大学校を受ける先輩がいてさ、将来航空会社に就職したいって言うんだ。先輩は自衛官もいいけど、パイロットは給料が断然いいって・・・。だから俺、パイロットに転向してもいいかなとか・・・。もちろん俺、パイロットになりたかった時期もあった。陸自じゃなくって、空自もいいなって思ったときもあった。」

父さんはちょっとショックを受けていたようだけど、苦笑して言うんだ。

「ま、お前の人生だから、お前が選んだらいい事・・・。今よく悩んで、考えるのもいいだろう・・・。もし航空大学校に行くんだったら、今もらっている給料をためて、学費に充てなさい。もし足りないようだったら父さんは援助するよ・・・。お前は一度言ったら聞かない性格だからね・・・。まああと2年あることだし、雅ちゃんと話し合って決めたらいいことだよ・・・。」

父さんはうなだれてた。父さんは俺が自衛官になるって言ったときにすごく喜んでくれた。もちろん爺ちゃんも・・・。爺ちゃんは反対するのかな・・・。


雅は?今度こっちに遊びに来るって言ってたから、ゆっくり話してみようと思う・・・。





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