4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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夢~航空会社編 (4)待ちに待ったもの

 毎日じゃないけど、孝博はまめにメールをくれる。やはり孝博ね、何事もスムーズにこなしていくの。もちろん的確な操縦技術は高く評価され、同期の訓練生の中ではトップ評価だという。


そして年末のクリスマスイブ、彼は帰ってくる事になった。超満席のためのダブルブッキング。エコノミーに乗るはずの孝博は、ファーストクラスのチケットを手渡されたらしい・・・。丁度唯一残っていた最後の1席・・・。その便は私の乗務する便・・・。私はファーストクラス担当。運悪ければ、次の便?それか年明けになっていたかもしれない。だって今、年末の一番忙しい時期なんだもの・・・。もちろん孝博が同じ便で、ファーストクラスに乗ってくる事を知ったのは出発時刻ギリギリの事だった・・・。お客様の最後に入ってきた孝博。ファーストクラス前に立っている私の前に立ち、笑顔でチケットを見せて言うの。

「あの、案内してくれるかな?」

初め誰かと思ったわ。驚いてしまって少し沈黙・・・。先輩に声を掛けられて気がついたというか・・・。私は孝博を席まで案内・・・。座席位置なんか知っているくせに、わざとだね・・・。ホントにフライト中はドキドキで、何とかとちる事はなかったけれど、暇さえあれば熱心に勉強している彼を見て、うっとりする私。もちろんそれは私だけではないの。


就寝時間には孝博はシートを全部倒して横になった。私は毛布を掛けなおす振りをして孝博の側に行くの。すると孝博は私の手首を掴んだの。そして小さな声で・・・。

「雅・・・これ・・・。」

夢~航空会社編④
といって小さな紙切れを渡す。そして再び孝博は眠りについた。私はそっと化粧室に入ってその紙切れを開くの。

「いつものホテルのロビーで・・・。もちろん一緒にイブを過ごそう・・・。孝博」

今年のイブはだめだと諦めていた私・・・。なんだか嬉しくなってしまって、顔が緩んでしまったの。そして成田に着き、いつものホテルへ・・・。もちろん孝博は先にチェックインしてロビーで待っていてくれたの。


そして部屋へ・・・。なんとエグゼクティブスィート・・・。部屋でのディナー。ホント嬉しくって、涙が出てきたの。


そして孝博は私に小さな箱を・・・。


「え?」

「雅、これ・・・。俺の初ボーナスで買ったんだからな・・・。まだ訓練生の俺だからいいもんじゃないけど形だけ・・・。受け取って・・・。」


包みを開けると小さいけれどダイヤの指輪。でも相当奮発したんだろうな・・・。孝博は改まって私に言うの。


「雅、あと1年の我慢だよ。俺が777の操縦ライセンスを取って副操縦士になったら、結婚しよう・・・。今のところ希望通り777に乗れそうだから・・・。」

「うん・・・。待ってるね・・・。」


その日の夜、私たちは久しぶりに愛を育んだ。






「あ、孝博にプレゼント買うの忘れた・・・。」

「ん?いいよ、こうして雅と会えたんだから・・・最高のプレゼントだよ・・・。」




そういうと孝博はさらに私の事を愛してくれたの。






つづく


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