4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 復活編 第4章 玄武 (1) 修学旅行
 5月中旬、3年生の修学旅行が行われる。場所は東京周辺と日光。3泊4日。私は歴史の非常勤として同行する。まあこれは、竜哉様、聖斗君をお守りするという意味がある。もちろん歴史教師であるから、表向きは生徒たちに歴史的なことについて解説せよというのか・・・。

 朝9時台の飛行機に乗り、無事羽田空港に着く。そして観光バスに分乗し、一路鬼怒川温泉へ・・・。まずここで一泊し、次の日朝から日光見学。日光といえば世界遺産の日光東照宮。もちろんここに訪れる。一クラスに一人ずつボランティアガイドがつき、丁寧に解説していくのである。

実はこの私、ここにくるのは数百年振りである。何度も朝廷の使者としてここに訪れている。古いといってもあまり変わっていない。極彩色の建物は本当にそのままである。私は、さまざまは動物の彫刻を眺めながら、思いに耽る。ガイドの話を聞きながら、当時のことを思い出すのである。

当時、私は衣冠束帯を着て朝廷の使者して何年かに一度、遠い京都からここまで来た。この東照宮まで続く杉並木。ずいぶんと大きくなった。本当に時が経つとはこういうことなのだと実感するのである。

 陽明門にはすべて表情の違う龍が彫刻されている。もともと守護龍である龍磨は興味深々で眺めている。もちろん竜哉様もだ。

「朱央先生。面白いですよね。さまざまな表情が・・・。ほんとの龍はここまでいろいろな表情はしないのに・・・。人って言う者の想像力は面白いな・・・。」
「龍磨、本殿の中にはすばらしい龍の絵がありますよ。それも同じものがひとつと無い龍の絵が・・・。」
「へえ・・・行ったことがあるのですか?」
「まあ・・・。帝の使いとして・・・。」

ぞろぞろと本殿に入る。巫女さんの解説に耳を傾けながら、上を眺めてみる。すると龍磨が心の声で話しかけてくる。

「朱雀様、この絵、みな龍族の肖像画ですね・・・。赤龍、白龍、蛟龍、応龍、青龍の王と、その王族の変化姿。特にあの青龍の絵は龍希様によく似ている。あの青龍は・・・?」
「あれは・・・一度だけ変化された龍哉さまのお姿かもしれないね・・・。ほんと一度だけ・・・。大坂夏の陣の折・・・。ほら見てごらん・・・。左手の1本の爪が欠損している。あれは夏の陣の折に折ってしまわれたのですよ・・・。」
「へえ・・・でもひとつの龍族が足りない・・・。」
「足りない???」
「んん・・・。黒龍族・・・。」
「あれは黄龍により封印された・・・。だから無いのでは?」

そう、黒龍族は、神獣であるにもかかわらず、魔族へ寝返った龍。最近この黒龍を信仰するという新興宗教があると聞いたが・・・。
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