4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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第36章 右大臣の嫉み
 年が明け、帝にとって初めての新年が慌しく過ぎていった。七日の青馬節会が行われ、帝にとても姿のよい青馬の駿馬を献上し御覧になる。帝はとても喜んで、宴を臣下に賜る。弾正尹宮はだいぶん都の生活に慣れてきたようで、他の公達とも楽しく話をするようになる。
特に関白殿の嫡男である中納言とは仲がよく、毎日のように殿上の間で話をしているくらいだ。すると二人が話していると自然に公達が集まりだし和やかな雰囲気となっていた。

「本当に弾正尹宮様は以前の噂とはまったく違ったお方になりましたね。」
「そうですよ。私など、父上にいろいろ言われましたが、とんでもない。」
「昨年末に再婚されて落ち着かれたのでしょう。さぞかし麗しい姫君と聞いております。」

弾正尹宮は少し照れた様子で公達たちの話を聞いている。そこへ右大臣が話に入り込んでくる。右大臣は弾正尹宮の北の方が誰であるか知っているので、弾正尹宮に嫌味を言いに来たのだ。

「どのような姫かは言いませんが、所詮使い古しの姫ではありませんか・・・。親王とあろうお方がそのような姫と再婚など・・・。」

弾正尹宮は少しむくれた様子で、やんわりと言い返す。

「どなたが前のご主人かは言いませんが、いやいやご結婚されてやっと離縁できたというかわいそうな姫君です。もともと私と妻は相思相愛の間柄でした。私の大事な初恋の姫君です。たとえ使い古しといわれましょうとも、お互いの気持ちが通じ合えばそのようなことは関係ありません。そして今までの長い間御懐妊は一度だけと聞きましたが、今うちの妻は懐妊いたしております。愛があれば過去のことなど・・・・。」

右大臣以外の公達は弾正尹宮と北の方の相思相愛ぶりを羨ましく思ったようで、さらに和やかな雰囲気となった。条件付の離縁であったが、祐子姫を一応大切に扱っていた右大臣は嫉ましく思った。それでも出世欲のために手放した祐子姫のことが忘れられず、ますます弾正尹宮のことを疎んじ何かギャフンと言わすいい案はないかと考える右大臣なのだが、親王という立場を考えると何も出来ずにいた。とりあえず今は自分の四の姫の入内の件が先であると感じそちらを何とかうまくいかせ、帝に気に入っていただけるように姫に更なるお妃教育をさせようと意気込んでいた。



《作者からの一言》

「再会」の続編というか番外編です^^よく考えてみると、祐子姫はこの時代でいう超高齢出産になります。この二人には若君が生まれるのです。もちろん甥っ子の帝に瓜二つな・・・。だって、宮は帝の父君と同腹の弟、祐子姫は帝の母と双子の姉妹で瓜二つなのですから、帝に煮た若君が出来てもおかしくはありません^^;またこの若君はお子ちゃま編ででてきます^^
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