4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 復活編 第5章 復活のための誘惑 (3) 誘惑1
 「麻沙耶、朝よ。早く起きなさい。」

といつものようにお母さんが起こしにくる。僕は飛び起きて着替える。この家の人は僕が学校で「おとこおんな」といわれていじめられていることは知らない。もちろん家では立派な長男を演じている。特にお父さんはしつけには厳しい人で、昔からなよなよしていた僕を厳しくしつけた。だから僕は近衛の家の中では長男らしく振舞っている。もちろんそれは僕にとってとても苦痛なことで、本当の自分を出そうものならきっとお父さんに勘当を受けてしまうかもしれない。

 昨日の転校生、かっこよかったなあなんてふと思ったりなんかしたけれど、僕は九条君一筋なんだと、自分に言い聞かせている。おかしな話だよね。男の僕が九条君に想いを寄せているなんてね・・・。ホント九条君はいつもいじめられている僕にも優しくて、かっこいい。そして昨日の転校生、黒田君は、初めて僕のことをかわいいって・・・。もちろん顔はかっこよかった・・・。恋する乙女ってこういう感じなのかな?といっても僕は乙女じゃないけどね・・・。

「麻沙耶、黒田君って言う男の子が迎えに来たわよ。早く支度しなさい。」

え?黒田君が???家を教えていないのに?恥ずかしいよ・・・。一緒に登校だなんて・・・。

もちろん僕は急いで身支度をして家を出る。ホントはじめは冗談だと思ったよ。でも現実にあの転校生、黒田紫苑君が僕の目の前にいるんだもの。僕の胸はバクンバクンとなって、頭の中は真っ白。

「おはようございます。黒田君。」
「おはよう。麻沙耶。僕のこと紫苑でいいよ。」

え?いきなり名前呼び捨て?それも僕も黒田君のこと紫苑って呼んでいいの???あ、だめだめ、僕は九条君一筋なんだ・・・。でもなんで僕の家知ってるんだろ。ま、いっか。近衛ってここしかないし・・・。きっとそれでわかったんだろうな。

この日から毎日のように紫苑君は家に迎えに来てくれて、休み時間はこの僕の相手をしてくれる。自然と僕も笑いが絶えなくなって、クラスのみんなとも馴染めるようになったんだよね。

初めてだよ。この学園に入って12年目・・・。こういうことはなかった。もちろん僕は自然と紫苑君に惹かれていくんだよね・・・。
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