4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

四神降臨 復活編 第5章 復活のための誘惑 (4) 苦悩
 僕は麻沙耶に優しくすればするほど、自己嫌悪に陥る。麻沙耶は僕を信用し、そして慕ってくれている。初めてできた友達、麻沙耶。とても純粋で、心に裏表のない男の子。

 僕は500年ほど前に黒龍王の皇子として生まれ、母上以外誰とも触れ合うことなく今まで生きていた。そして当たり前のように黄龍が憎い、青龍が憎いと教え込まれ、封印された父、黒龍王復活のために生きてきたようなものだった。もちろんどうして父が黄龍に封印されてしまったのか、そこまで黄龍や青龍を憎むのかはわからない。同じ龍族であるのに、疑問さえ感じなかった。しかし麻沙耶と過ごす毎に、その疑問がわいてくる。僕のしていることは本当にいいことなのかと。

「紫龍。ずいぶんと玄武はお前を信用してきたみたいね。そろそろ、黒龍王復活のための行動を起こしなさい。玄武を味方につけなさい。いいわね。」
「はい、母上・・・。」

僕は母にこの疑問をぶつけることはできなかった。ぶつけてしまえば母はきっと悲しむ。父である黒龍王を復活させるためにしょうがないこと。自己嫌悪など感じている暇などないんだ。心を鬼にして母の言うとおりに計画を進めないといけないんだ。

 最近、早くしないと、四神が揃ってしまうと母はますます口うるさくなった。わかっていても、麻沙耶が側にいると癒されるというのか、フッと自分というものを感じさせてくれるんだ。もしかしてこれが玄武の力である癒しというのか?僕が黒龍の皇子でなければ、きっといい友達でいることができるんだろうね・・・。でもそれは許されない。僕は父を復活させるために麻沙耶に近づいたんだ。黒龍の皇子として・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。