4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 復活編 第6章 朱雀 (1) 静寂
 おかしい、最近何も起こらない。魔物の出現も、頻発していた天変地異までも・・・。おかしすぎる。気を集中させても何も感じない。毎日が淡々と過ぎていく。そのせいであろうか、私の持っている赤の勾玉は静まったまま。

いつものように史学準備室に集まるメンバー。しかし玄武である近衛君はいっこうにに我等と交わろうとはしない。今まで青龍である竜哉様を慕ってよく側にいたものだが・・・。それどころか、不思議な気を持つ少年黒田紫苑君の側にいることが多い。

紫苑君と一緒にいるようになってから、彼はとても明るくなった。私は人の心を見る能力があるのだが、以前彼の心は憎しみ、悲しみでいっぱいだった。それがどうだろう。最近は清々しい心である。きっと黒の勾玉のおかげではないかと思うのだが、少し気になることがある。紫苑君は例の黒龍を崇める新興宗教団体に出入りしているというのだ。もちろん近衛君も・・・。ここの宗教、御神体といわれる水晶に相談するだけで、気が清々しくなるという。それはそれでいいと思うのだが、黒龍が絡んでいるということからか気になってしょうがないのだ。

 私は近衛君や紫苑君の日本史の授業も担当している。淡々と過ぎていく授業。相変わらず仲のいい二人。席が隣同士ということもあるのだろう。しかしふとした拍子に紫苑君の今まで感じたことのない気を感じてしまう。なんというのかわからないのだが、時折私と同じような気が感じられるのだ。

それは朱雀の気。私はなぜこのような気が感じられるのかが疑問だった。

 朱雀王族で今人間界にいるのはこの私だけ。王族だけではない。朱雀といわれるものは人間界に私しかいないのだ。以前、黒龍が朱雀国を襲った際に、王族、朱雀国民のほとんどが殺されてしまった経緯がある。何とか難を逃れた朱雀王、朱雀東宮、朱雀妃、そして一部の朱雀国の者たちで朱雀国を再建してきた。その者達以外に朱雀は存在しないと思われている。というより存在しない。

 以前のことだが、私の母、朱雀王妃に私には双子の妹がいると聞かされたことがある。朱雀というものは生まれるとき必ず雄と雌の双子だという。妹は母と一緒に連れ去られ、その後行方がわからないというのである。もしかして紫苑君は?しかし紫苑君は男だ。妹であるはずはない。きっと気のせいに違いないのである。
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