4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

四神降臨 復活編 第6章 朱雀  (6)姫君
(6)姫君

 私は人間界でのいつもの生活へ戻る。龍希様からいただいた聖水を小さなビンに入れ持ち歩く。本当に授業以外は接点のない紫苑君と近衛君。呼べば史学準備室に来るかもしれないが、先日の事があり、敬遠されているのは確かな話・・・。しかしまず紫苑君にかけられた黒龍の結界を解かなければ何も始まらない。本当にこの聖水が役に立つんだろうか?勿論みんなで集まり論議するが、なかなかいい方法が見つからない。私はいつものように自分の祠で考え込む。ここは私の気の源というか、ここにいれば私は落ち着く。考え込むうちに夜になっていた。すると私の後ろで人の気配がする。

「亜樹か?夕飯はいらない・・・・少し考えさせてくれ。」

でも何も反応は無い。気を集中してみると亜樹の気ではない・・・これは・・・。これはもしかして・・・。私は振り返る。そこには人影。

「朱央様・・・。」

そこに立っていたのはある女性・・・。その顔はまさしく・・・玄武の姫君、近衛麻耶姫様。麻耶姫様は私の側に近寄ると座り頭を深々と下げる。

「麻耶姫様・・・。」

麻耶姫様は涙を流し私に詫びを入れる。

「申し訳ありません・・・。私のもう一つの姿・・・・麻沙耶が・・・。麻沙耶が・・・魔王、黒龍の封印を解いてしまいました・・・。私というものが側にいながら・・・。あの子の憎しみ悲しみの心が、私の力を超えてしまったようです・・・。」
「え?黒龍が復活したと?どうしてそのような・・・。」

麻耶姫様は詳しい経緯を話す。玄武に関する者麻沙耶君は黒龍の水晶玉に心の闇をぶつけたというのか?でもどうして麻耶姫様がここに?それを私は姫様に問う。

「それは・・・黒龍の力で、生の力の源である私を追い出したのです。ですからあの子の体には霊の力のみが残っています。今は何とか覚醒をしておりませんから、黒の勾玉のおかげで平静を保っておりますが、このまま黒龍の側にいると霊の力が覚醒を・・・。そうしないと四神が・・・四神が揃いません。私・・・私が責任を持って阻止します。ですので、朱央様が悩んでおられる聖水の件、私に任せていただけないでしょうか?」

麻耶姫様が?麻耶姫様がどうするというのだ?
でもしかし・・・。
黒龍が復活したとなると、早く紫苑君を黒龍の呪縛から解き放たないと・・・。紫苑君がいればきっと麻沙耶君は、こちらに付くに違いない。

私は麻耶姫様に聖水を託した。きっと麻耶姫様なら・・・玄武の姫君、麻耶姫様ならやり遂げてくださる。あの方の心は正義の心。何が起きようとも揺るがされない強い心をお持ちの方・・・。任せよう・・・。紫苑君の事も麻沙耶君の事も・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。