4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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四神降臨 復活編 第9章 復讐 (7)復讐
 僕はとてつもなく不気味な漆黒の森の中へ足を踏み入れる。明かりがなければ何も見えない深い森。よくこのようなところで平気に暮らしていたものだ。僕は指先から炎を出し、明かり代わりにする。やはり周りには低俗な魔族がうようよしているのがわかる。時折不気味な笑い声で僕の事を裏切り者と罵る。

なぜ襲ってこないのだ?それどころかこの僕を誘導するように道を開けるんだ。森の奥に明かりが見える。あれが僕の住んでいた屋敷だ。そして僕は何かに導かれるように屋敷にある儀式の間へ。ここに大抵黒龍はいる。

「よく来たな、紫龍。いや、朱雀に関するもの紫苑。」

暗い部屋の奥から黒龍王の人型がでてきた。そして側には僕の育ての母・・・。僕は覚えている。小さい頃一時的であったが、母の表情をしていた育ての母・・・。もちろん僕を利用するために育てていたのではないというのはわかる。僕を可愛がり、大切にしてくれた。

「父さん、いえ、黒龍王。この僕を元の姿に戻してください。あなたしか戻せないと聞きました。お願いします。」

黒龍王は僕に近づき、僕の胸ぐらをつかむ。

「この裏切り者め・・・。ここまで育ててやったものを・・・。我らの計画は台無しだ・・・。人間どもに復讐をしようとしているというのに・・・。」
「復讐?」
「お前を喰らう前に、言っておいてやる。我らがどうして神獣から魔獣となったのかを・・・。」

黒龍王はさらに僕の胸ぐらを締め上げ、話を続ける。

「人間どもは我らの神聖な領域を荒らし、何も穢れを知らない我が子たちを化け物のように皆殺しにした。所用で国を離れていた私と妃は残忍な光景を見て意を決した。我らはもともと海の神。そして闇の神。日の神があり闇の神がある。闇がなければ日はない。日の神である青龍、そして闇の神である黒龍。黒いこの鱗は化け物にしか見えないかもしれないが、何も我らは人間どもに悪いことなどしてはいなかった。我らは復讐のために魔族に寝返った。お前は知らないであろうが、魔族へ寝返ったことによる全龍族を巻き込んだ争い。黒龍族はあの時に壊滅したのだ。その生き残りが私たち。そしてその時から完全に我らは魔族となった。わからないであろうな・・・お前には。朱雀の姫皇子であるお前にはな・・・。」

 そうか・・・人間との間にそのようなことがあったのか・・・。だからってこの美しい日本を壊滅状態にするなど、許せない!

黒龍王は、僕の首を締め上げる。

「死ね!紫苑。お前が死ねば四神は降臨せず、そして黄龍は現れん!!!」

僕は意識が朦朧となる。僕の胸元にしまっていた聖水の入った器、聖斗君からもらった守護札、そして兄さんと僕の朱雀の印が黒龍王の足元に落ちる。

ああもうだめだ!僕は黒龍王に食われてしまうのか???
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