4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (3)同居
 俺は長いフライトから戻ってきた。いろいろな都合で機材間に合わなかったりとかで空港に足止め。日帰りのはずが足止めされた札幌で一夜を過ごした。本当なら今日は休みのはずだったのに。

そう今日は雅と美咲が引っ越してくる。引越しの手伝いをするつもりだったのにね。はじめは空港の近くに家借りて3人で新生活をするつもりだったんだけど、今俺が出て行くと爺ちゃんは一人暮らしになるんだよね。

もういい歳の爺ちゃん。90近いのに元気元気なんだけど、いつ何があるかわからないから、父さんが定年で戻ってくる来年の末までは同居しようって雅と決めたんだよね。

雅にとっても大事な祖父。特に爺ちゃんは昔から孫の中で雅がかわいくてしょうがなかったから、雅と同居と聞いて、すごく喜んだんだよね。

昼過ぎの便で帰ってきた伊丹空港。
疲れてはいないけれど、なんとなく気が重い。
これって気疲れってこと?

俺は雑用を済ませると関係者駐車場に停めておいた車に乗って、伊丹の自宅へ帰ったのは夕方。とりあえず次のフライトのあとにまとめて休みをもらえたんだよね。

これで美咲と遊べる。

もう美咲は5ヶ月。はいはいもお座りもきちんとできて、とてもかわいくなったよって雅が言ってたんだよね。なかなか会う機会がなかったからきっと美咲は俺のこと嫌うかもしれないな。

自宅の駐車場に車を停め、玄関の戸を開ける。
すると奥から楽しそうな声が聞こえる。

「雅、美咲が泣いてるぞ!何でだ?」
「お爺ちゃま、ちょっと待ってて・・・美咲おなか空いてるのよ・・・。」

などと微笑ましい内容の会話。あぁ本当に雅と美咲が引っ越してきたんだよね・・・。

「ただいま・・・。」

俺はリビング前で、ただいまを言うと、雅が微笑んで言う。

「おかえり、大変だったね・・・。雪で足止め?」
「そうだと思うけど・・・。まあ帰れてよかったよ・・・。爺ちゃんただいま。」
「おお孝博、美咲はかわいいなあ。雅のこれくらいの時そっくりだ。愛想もいいしな。ほら、美咲、パパが帰ってきたぞ。」

俺が美咲を抱こうとすると、美咲はなんかパニックになって泣き出す。
雅が美咲を抱いてなだめて言う。


「孝博、制服脱いでから抱っこしてみたら?美咲、パパだよ。美咲のパパ。」


しょうがない・・・着替えてくるか。雅は俺のカバンを持って俺たちの部屋へ。

「ごめんね孝博・・・。最近美咲人見知りが始まったみたいで・・・。ちょっと早いと思うんだけど・・・。」
「しょうがないよ・・・。別居してたんだから・・・。雅・・・。」

俺は雅からフライトバックを取って机に置くと、抱きしめてキスをした。ホント雅とも久しぶりに会うんだから。

「だめだよ孝博・・・。続きはあとでね・・・。さ、早く制服脱いで、ご飯にしましょ。」
「うんそうだね・・・。」

食事のあとも美咲を抱こうとしても泣き叫ばれてしまう。
夜久しぶりに夫婦生活と思っても、環境が変わったのが気に入らないのか美咲は夜鳴き。
俺は雅とこれからっていう時に途中で止められて、渋々そのまま寝てしまった。
もうこういう生活が何日も続いて俺は滅入ってしまったんだよね・・・。


「雅、なんで美咲は俺になつかないんだ?ホントに俺の子か?」
「何言ってるの?クリスマスの日、孝博と過ごした日に出来たんだから・・・。私が浮気でもしたって言うの?ひどい・・・。」
「ごめん、俺眠れないから親父の部屋で寝る。明日フライトだし・・・。」

そういうと、枕をかかえて今は使っていない親父のベッドに潜り込んだ。
この日から雅と俺は新婚なのに別室になってしまった。
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