4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (9)突然のB747初乗務
 4時間経ったことかな・・・。アナウンスがかかる。

『お客様の中で、お医者様はいらっしゃいませんか?いらっしゃいましたら乗務員までお声をおかけください。』

あぁ、誰か病人かしら・・・。すると愛美さんが孝博に駆け寄ってくる。そして耳元で何か話すと、孝博は立ち上がっていう。

「コクピットに行って来る。」
「何かあったの?」
「ここではお客様がいるから・・・。美咲は寝てるよね・・・。」

孝博と私は2階の操縦席まで・・・。

「副操縦士の源です。どうかしたのですか?」

床には機長が横たわっていたの。そしてお医者様の診察を受けていたの。

「多分急性盲腸炎ですね・・・。一応持ち合わせた鎮痛剤を飲ませましたが・・・・。安静に出来るところは?」
「では僕の席を使ってください。ファーストクラスですのでゆっくり出来ると思います。」
「そうですか・・・。助かります。」

そういうと、機長は先生と、チーフに支えられて操縦室を出て行ったの。

「私は当機の副操縦士吉田ともうします。源君、私の補助についてもらえますか?747のライセンスは?」
「一応持っています。取りたてなんですが、いいですか?」
「ああ良かった。源君が補助してくれるのでしたら安心です。よろしく。」
「こちらこそ・・・。」

孝博は白手袋を受け取ると、副操縦士の席に座る。そしていろいろこのフライトについてのデータを渡され、目を通していた。私は邪魔だから、自分の席に戻ったの。ホント孝博は仕事となると目の色が変わるって言うか、仕事モードに入る。まあいうこういうお仕事だから、集中力っていうのは相当なものを必要とされる。やっぱり仕事中の孝博はかっこいい。未だにファンが多いのもうなづけるわね・・・。

私は孝博の席で寝込んでいる機長の脂汗を拭いていたの。

「源さん、すみませんね・・・。いきなり盲腸だなんて・・・。せっかくの家族旅行を台無しにしてしまった。でも源君が搭乗していてくれて助かりましたよ。源君なら大丈夫だ・・・。伝説の男だからね・・・。」
「そうでしょうか・・・。主人はホントここ最近747のライセンスを取ったばかりですし・・・。」
「いや、源君なら大丈夫だよ。今度一緒に組みたいよ・・・。ホントあのように優秀なご主人を持った源さんは幸せだね・・・。」

本当に孝博はすごい才能があるんだろうか?まだまだひよっこの孝博なのに・・・。

 無事にフランスのドゴール空港に到着したの。機長はお客様が皆降りたあと、待たせてあった救急車で運ばれていったの。孝博は操縦席のある2階から降りてきて、副操縦士さんと話している。

「ごめん雅、退屈だったろ・・・。美咲はいい子にしてた?」
「うん・・・。はじめはパパがいないって泣いてたけどね・・・。ほら、今はこんなにご機嫌よ・・・。」

私たちは荷物をまとめて飛行機を降りる。そういえば私たちって団体旅行のパックツアーできていんだ・・・。早く行かないと迷惑かかるよね・・・・。

 案の定なかなか降りてこない私たちにブーブー言うおば様方。

「すみません・・・機長が急病で、主人が操縦席に呼ばれて操縦の補助していました・・・。」

ホントに私たちは頭を深々と下げて謝ったのよね・・・。
みんな機長が病気だったってことには気づかなかったみたいで驚いていたのよ・・・。孝博がいてよかったわね。
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