4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (11)彬の思い
 俺は家を飛び出した彬を追いかけた。

「彬!待てよ!」
「いいご身分だよな・・・。孝博は。親父にもかわいがられてるしさ。姉ちゃんと幸せそうでさ・・・。」
「ホントにやめるのか?やめるならいい加減な気持ちでやめるなよ。目標のない辞め方は良くないと思う。やめて何するんだ?今からじゃ鉄道会社には・・・。」
「わかってる・・・それくらい・・・。別に秘書の仕事嫌いじゃない・・・。でも政治家にはなりたくないんだ。俺は親父のように人前で話したり自分の意見を言うのは苦手なんだ・・・。」
「じゃあずっと秘書でもいいんじゃないの?叔父さんも強制しないって言ってたじゃん。それと姉貴のことなんだけど・・・。明日午後から見合いだぞ。気持ち伝えたいんだろ・・・。多分今回の見合いで決まるんじゃないかな・・・。姉貴もいい歳だし・・・。政治家志望の旧家のボンボンを婿養子にもらうらしいしね・・・。」
「いいよ・・・。俺は高橋には入れないし・・・。静は俺のことなんてちっとも思っていないよ・・・。」
「何で決め付ける?言ってみてもいいんじゃないかな・・・。言ってだめだったら叔父さんに見合いを頼めばいいじゃないか・・・。雅司がいるんだから高橋に入ったっていいと思うよ・・・。まあ姉貴がどう思うかはしらねえけど・・・。当たって砕けてみたら?叔父さん、別に悪い人じゃないし、きっと話したらわかってくれるよ。俺の時もそうだったしね・・・。」

彬は俺に姉貴の見合い会場を教えろって掴みかかる。俺は代官山の高橋家に電話をし、母さんに聞いたんだ。

「紀尾井町のホテルの日本料理のお店。12時だってよ。彬、明日は仕事か?」
「うん・・・土曜だけど仕事はいってるんだ・・・。でも抜け出す。紀尾井町なら近い。」
「まあ気持ちだけでも伝えたらいいよ。でも姉貴の気持ちは期待すんなよ。」
「わかってる。俺の気持ちに決着をつけて、再出発だ。」

彬、がんばれよ。俺、応援するよ・・・。
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さくらと空 
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