4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (19)唯一の居場所をなくす俺
 真面目で浮気なんてしないと思っていた父さんの20年も前からの浮気と隠し子騒動・・・。俺はなんか裏切られた気がしたんだ。

 年が明け正月3日。年末からのフライトだったフランスパリから関空へ戻って来た。今日は実家で泊まることになっている。年末父さんは実家のある兵庫に引っ越したんだよね・・・。そして父さんの新しい奥さん、そして年の離れた弟・・・。

 俺は昼ごろ関空に到着すると、関空の運行乗務員部へ寄って報告書を書き、帰路につく。ほんと疲れたよ。エールフランスの共同運航便。機材はエールフランスで、機長はフランス人。四六時中英語三昧。乗務員の半分はフランス人。いい経験にはなったけど、気を使いすぎてもうくたくた・・・。

そうだ弟にお年玉の用意をしないとな・・・。ぽち袋を関空の売店で買って相場のお年玉を入れる。関空から伊丹空港行きのリムジンバスに乗り込み、着ていたコートとジャケットを脱いで荷物籠にのせる。どっと疲れが来て、気がつくと伊丹空港に到着していて、運転手さんに起こされた。急いで荷物をまとめて、バスを降り、近距離タクシー乗り場に並ぶ。やはりこっちも寒い・・。まあパリのほうが寒かったんだけど・・・。パリでは買い物三昧。といっても雅やお義母さん、彩子おばちゃん、静姉ちゃんに頼まれたものばかり・・・。まあ化粧品とかばかりだからかさばらなくて済んだんだけど・・・。もちろん実家に泊まるわけだから、お土産持参・・・。

 タクシーに乗って実家の前まで・・・。重いスーツケースを降ろして、玄関ベルを押す。すると出てくる父さんの奥さん。

「孝博君だったわね・・・お帰りなさい。」
「ただいま・・・。親父は?」
「ちょっと出かけてるわ・・・。すぐ帰ってくるから・・・。」

まずは爺ちゃんの部屋に行って、帰宅の挨拶。

「あ、孝博。今日からここで寝なさい。いいね。」
「何で?」
「これからは雅斗の部屋にしたからな。」
「まだ俺の私物とかあっただろ!年に数回でも帰ってくるんだから、俺の部屋をなくすなよ!」
「孝博、お前はもう独立したんだ。小さい弟に部屋を譲るのは当たり前だろう。」
「俺はあいつのことを弟と認めていない。」

爺ちゃんは溜め息・・・。まあ俺の私物は家具以外箱に詰められて倉庫においてあったんだけど・・・。まあ家具は使えるもの意外は処分。大事にしていた机、いすなんかは処分されてたんだよね・・・。ベッドはそのまま弟が使うらしい・・・。ほんと俺に一言も言わずに処分することないだろうと俺は怒る。ほんと腹がたつ。もう父さんが信じられないよ・・・。

「やっぱり俺東京に帰る。もうここには俺の居場所ないから帰らんから・・・。」

俺は私服に着替えると、なんとか取れた伊丹空港発羽田行きの飛行機に乗って帰る事にした。玄関先で父さんとはちあう。

「孝博、どこか行くのか?」
「東京に帰る。パリの土産と雅斗のお年玉置いてあるから・・・。」
「夕飯一緒にと思ったんだけどな・・・。」
「飛行機の時間があるから・・・。じゃあ・・・。」

そういうと、タクシーを拾い伊丹空港からの飛行機に乗り込んだ・・・。本当に唯一の俺の居場所がなくなってしまったんだよね・・・。

自宅?まあ自宅は自宅なんだけど、雅の実家の下の階・・・。雅は実家の近くで嬉しいだろうけど、俺の場合はやはり息苦しいよね・・・。一応書斎というものはあるんだけね・・・。本当の居場所じゃない。どこか成田の近くに俺用にマンションでも借りようかな・・・。うん、そうしよう・・・。
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