4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一途 (28)真剣な話
 梅雨が明けた7月の末。久しぶりに休みが重なって、朝から親子3人でくつろいでいる。美咲はもうすぐで2歳。言葉も結構しっかりしてきて、ますます雅に似てきた。結構爺婆っこの美咲もママとパパといる時間は好きなようだ。

「パパ。みいちゃんね。」
「何?美咲。」

美咲は俺の耳元でこっそり話す。

「お名前いえるの。」
「じゃあっ美咲のお名前はなんていうの?」

美咲ははい!って言って大きな声で言うんだ。

「にじょうみさきです!」

にじょうみさき???すると雅は驚いて美咲に言うんだ。

「美咲、あなたのお名前は『みなもとみさき』よ。この前教えたでしょ。」
「違うもん。みいちゃんは『にじょうみさき』なの。」

雅は何度も何度も美咲に源って教えるんだけど、美咲は頑として弐條と言い張る。こっちとしてはちょっと笑えるんだけど・・・。でも誰が教えたんだ?
その日の夜。美咲を子供部屋に寝かしつけると、2人で話をした。

「実はパパが悪いのよ・・・。パパったら、美咲に弐條美咲にならないか?じいじの子になる?って何度も聞くもんだから、覚えちゃったみたいなの・・・。ママもそうよ。彬が高橋の婿養子になってからずっと・・・。雅司も呆れてたわよ・・・。」
「雅、そのことなんだけど・・・。俺さ、弐條に養子に入ってもいいよ。俺は源家を継ぐつもりはない。」
「お父様は誰が面倒をみるの?」
「父さんは若い奥さんがいるわけだし、うちには次男がいる。俺はもう実家に帰っても居場所がないし・・・。父さんだって、春から非常勤として自衛隊に勤めているだろ?あっちはもう別の家庭なんだもんな・・・。だから俺は源でなくてもいいよ。弐條でも・・・。」

雅は冗談だと思って苦笑していたんだ。冗談じゃないよ。ここんとこずっと考えていたんだから・・・。そして俺は雅にこう切り出す。

「なあ雅。もうそろそろ美咲に兄弟をつくってやれないかな?一人っ子はかわいそうだ・・・。それと、無理にとは言わないけど、そろそろCAやめてもいいんじゃないかな?」

雅は黙り込んでいた。大好きなCAという仕事をやめたくないのはわかる。せっかく国際線、それも欧米路線に戻ってこれたところでこういうこと言うのは酷な話だろうけど・・・。でも美咲には母親が必要だし、俺が外で稼いで、雅が家庭を守るのもいいんじゃないかなっておもうんだ・・・。

スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。