4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一途 (35)二重生活
 俺はなんとか東京に着き、自宅へ戻る。もう小松行きの飛行機もないし・・・。俺は遥に電話。

「遥?今いいかな・・・。」
『うん・・・。』
「誕生日おめでとう遥・・・。明日、そっちに行くよ。昼ごろつくかな・・・。1泊しか出来ないけど、いいよね・・・。」

遥の声はすごく明るくなった。おいしいもの作って待ってるねって・・・。俺は自分のスーツケースの中のものを洗濯したり整理したりで、遥のところへ行く準備をする。もちろん誕生日プレゼントの指輪もカバンに入れる。いつまで続く二重生活。遥、他の男と結婚したらいいのに・・・。そしたら少し楽になるかな・・・。

 なんとか小松空港行きの飛行機に乗ることが出来、空港まで遥が出迎えてくれた。遥は俺の顔を見るなり、満面の笑みで微笑んで、俺に抱きつく。

「お帰り、孝博さん。」

傍目には出張帰りの夫を出迎える妻に見えるのかな・・・。駐車場に止めてあったはるかの家の車に荷物を詰め込む。そして俺が遥の代わりにハンドルを握って、遥の実家へ向かう。遥は相変わらず助手席で微笑みながら、俺の子供であるおなかの子を撫でている。複雑だよね。この子は不倫の末、出来た子なんだから。男の子であることは確定。遥は名前を決めているんだ。

「孝志、今日はパパが一緒よ。」

そう俺の一文字を取ってしっかりした男の子になって欲しいからか、「孝志」って名づけている。

「あと3ヶ月で生まれてくるのよ。早いね。孝博さん。予定日はクリスマスイブだもんね・・・。孝博さん、休み取れるかなあ・・・。」
「さあね・・・。クリスマス休暇真っ盛りだからだめかもしれないね・・・。」
「そうだよね・・・。一番忙しい時だもん。休暇なんて取れないよね・・・。今日はね、パパも帰ってきているのよ。だって昨日私の誕生日だったでしょ。昨日ね、いろいろ孝志の物をいっぱい買ってもらったの。孝志の部屋も作ってもらったし、ベビーベッドも、ベビーカーも、カーシートも・・・。生まれたら車も買ってくれるって・・・。孝志のためのね・・・。ホント楽しみ。私とても幸せよ・・・。あ、そうそう、宅配便届いたよ。覚えていてくれたんだ。欲しい香水・・・。」
「ま、それだけじゃないけどね・・・。」

遥はとても楽しそうな顔で俺を見つめる。
遥の実家に到着。もちろん遥のお父さんがお出迎え。お父さんにロスのお土産を渡して、家に上がる。そしてリビングでいろいろ話して遥の部屋へ。遥はドアを閉めると、俺に抱きつきキスをせがむ。もちろん俺はするんだけど・・・。カバンから遥へのプレゼントを渡し、遥の反応を見る。

「あ、これ私が欲しいって言ってた・・・。ありがとう。大切にするね・・・。」

そう、ずっと欲しいって言われてたんだけど、指輪はだめだって言い続けてたんだよね・・・。遥は早速左薬指にはめて、眺めている。そしてボソッと・・・。

「婚約指輪ならいいのにな・・・。」

って・・・。もちろんお互い苦笑・・・。俺が雅と別れない限り、そういうことはありえないのはわかっているくせに・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。