4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (54)優柔不断
 食事中時折孝志は起きて泣く。遥はミルクをやったり、化粧室へおしめを変えに行くんだ。きちんと母親をしている遥。わかるよ、孝志は生まれてすぐの写真よりも随分大きくなって、丸々太っている。俺があやすと笑ってもくれる。

「最近似てきたでしょ。孝博さんに・・・。」

ホント目元がなんとも・・・。そっくりとはいえないけど、俺と遥のいいところをとっているんだ。とりあえず俺の新居に案内する。そしてどうして大阪まで来たのかと問う。

「んん・・・なんとなくというか・・・・。孝博さんに孝志を見せていなかったし、今月末にお見合いをするから・・・。どうしても孝博さんの顔が見たくなったの・・・。」

それだけ?でも時折溜め息をついて孝志を見つめている。

「ほんとのこと言ったらどう?」
「ほんとのこと?」

遥は苦笑する。

「そりゃあ・・・お見合いなんてしたくないし、出来れば孝博さんとって思うわよ。でもそれは叶わないんだもの。孝志にはパパが必要だし。早くパパを作って、物心着く前にパパはこの人だって思い込ませたいのよ。今日だってお見合いがいやで・・・。パパに反抗してでてきたみたいなものだし・・・・。パパなんて最近影で色々言われているのよ・・・。もちろん私のことでよ。ふしだらな娘をもったとか、どうせ相手はわからないんじゃないとか・・・。もちろんパパはその人たちに孝志の父親が誰かといいそうになったらしいわ。でもできないでしょ?パパとしては孝博さんは大伯父様が元首相だし、お爺様は官房長官までなった政治家。叔父様方は首相経験者方だし、お父様がたの家は代々お国の為に重要な仕事をしている。そして今お父様は兵庫県副知事でしょ?この上ない血筋だって思ってる。でもそれは言えないんだもの・・・。私に無意識であたるのは当然よ。」
「今は加賀にいるの?」
「ううん・・・。今東京のパパのマンションに同居。孝志を政治家にするために英才教育するんだって意気込んでいるの。それもちょっと・・・。でも孝博さんの顔を見て楽になった。」

そういうと俺に寄り添う。そして俺をじっと見つめるんだ。それもウルウルした瞳で・・・。ホントドキッとしてしまった。もう関係を持たないと決めていたのに・・・。結局ね・・・。孝志は朝までぐっすり・・・。助かったって言うか・・・。俺の横でまだ眠っている遥。全然変わんないよね・・・。俺はベッドを出てシャワーを浴びる。ああ、やはり俺って優柔不断かなあ・・・。結局遥が大好きで、突っ返すことが出来ない。もちろん雅のことも同じくらいすきなんだ・・・。俺だって遥といれば癒されるし、一緒にいたいと思うよ。でも、家庭がある。大好きな雅と美咲のいる家庭が・・・。ああそうか・・・。雅は心の支えで、遥は心の癒し・・・。俺にとって二人とも必要なんだけど、それは出来ない。


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