4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一途 (58)飲み会という・・・
 やっとのことで一番忙しい黄金週間を切り抜けた。そして俺は休みを取った。1週間もだよ。休日前最後のフライトを終え、運行乗務員室で報告書を書き、ロッカールームへ。制服を社内のクリーニングに預けたあと、同僚に声を掛けられる。

「弐條。今日飲み会するんだけど、出てくれないか?」

飲み会?

「どこでですか?」
「梅田だよ。もしよかったら俺のタクシーに便乗する?明日から休暇だろ?たまにはいいじゃないか・・・。」

まあ今まで呼ばれても数えるほどしか出ていないしね・・・。

「でも今から東京の自宅へ戻ろうと思っていたんですが・・・。」
「明日でいいじゃないか?1週間も休みとったんだろ?」
「わかりました。出ます。」

ということで、行くことになった。

案内されたのは大阪梅田北新地にあるお洒落な居酒屋というかバー。中は薄暗くて、間接照明がいい雰囲気を出している。こういうのって飲み会と言うより、合コンだよね・・・。副操縦士ばかり4名が揃う。でも席は8つ・・・。ああ、合コンだ・・・。

「安田さん、これって合コンじゃ・・・。」
「まあ飲み会飲み会。今日は一流企業のOL。綺麗どころを用意させていただいたよ。弐條だって、単身赴任で寂しいだろうと思ってさ。ま、奥さんが美人だから物足りないかもしれないけどねぇ・・・。あ、来た来た。こっちこっち。」

4人のスタイル抜群で、先輩のいうとおりキレイな子達。俺が独身なら相手にしたくなるような子達ばかり四人。もちろん男女交互に座って飲みながら食べ物をつつく。

「弐條さんでしたよね。何を操縦しているんですか?」
「メインはボーイング777だけど、国際線ではボーイング747中心に乗っていたよ。」

俺はB777とB747。安田さんはB767。高下さんはA320、森本さんはボンバルディアQ400に乗っている。

「え~~~国際線???いいなあ・・・世界中行けて・・・。」
「世界中と言っても俺の場合は欧米路線だったからね。」
「車は何に乗ってるんですか?」
「今一人だからいいのは乗ってないけど、東京の自宅では大概ベンツE550を乗ってる。こっちではBMW320だけどね。まあベンツは俺のじゃないけど・・・。」

女の子たちはみんなすごいすごいって言う。ベンツは実は雅のもの。雅の名義で、まあいう嫁入り道具のひとつに買ってもらったっていう代物。3年前にね。まあいうBMWは俺の通勤用に買ったって言うか・・・。国産でもよかったんだけど、雅のお父さんの知り合いから買ったんだよね。先輩に俺が既婚だということを隠せといわれて、結婚指輪はスーツのポケットの中。雅が見たら怒るんだろうなあ・・・。

「弐條さんって彼女いるんですか?」

先輩は俺のほうを見て×マークを・・・。ということはいないと言えってか???

「いないけど・・・。」
「え~~~~かっこいいのに・・・。今度ドライブ連れて行ってください。」
「ごめん、俺の休みど平日だから。朝一番の便に乗し寝るのも早い。君達が仕事終わった後に会うのは難しいかも・・・。」

なんとかごまかして、その場を乗り切った途端携帯に電話!!!雅からだ・・・。あ、明日帰るって電話するのを忘れたんだ・・・。俺は中座して外に出て電話を出る。

『孝博?いつ帰ってくるの?』
「ごめん。明日の午前の便で帰るようにするから。今日、先輩に飲みに誘われてね・・・。ホントごめん。」
『え~~~じゃあ明日帰ってくるのね。わかった・・・。パパがね一緒に食事しようって。公邸でランチ。わかった???』
「了解。じゃあ、先輩待たせているから切るね・・・。」

はあ・・・。

元の席に戻るとまた席替えしてる。今度の子はモデルみたいな子・・・。俺の膝に手を置いたり、猛烈なアプローチ???

「誰から電話ですか?」
「家族から・・・。今日ホントは東京に帰省するはずだったんだよね・・・。」
「弐條さん。電話番号とアドレス交換しませんか?」
「え?ちょっとそれは・・・。」
「え~~~~どうしてですか???」
「まだ知り合ったばかりだし・・・。ちょっと都合が悪い。」

その子は真面目なんだ~~~っていいほうにとってくれて助かったよ・・・。やばいやばい・・・。
なんとか終わり、先輩と別れる。俺はタクシーを拾おうと、国道2号線に立ちタクシーを拾おうとすると、さっきのモデル風の女の子・・・。

「弐條さん。どこまで帰るんですか?」
「伊丹空港近くだけど?なに?」
「え~~~そうなんですか??私蛍池なんです。それも空港近く。阪急の駅前なんです。一緒に乗せていってください!!」

ち、しょうがないか・・・。

タクシーをなんとか拾って一緒に乗る。そしてとりあえず蛍池駅前まで・・・。途中女の子は俺にべたべた・・・。そしていつの間にか俺の肩に頭を置いて眠っている。はぁ・・・。早く着かないかな・・・。なんて思いながら・・・。
何事もなく送り届けることが出来て安心・・・。やっとのことで着いた自宅マンション。スーツをがさごそして結婚指輪を・・・。

え????ない???

どこかに落としたのかなあ・・・。やばいよこれ・・・。
代わりにあの女の子の電話番号???
はあ・・・どうしよう・・・。雅怒るかなあ・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。