4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (62)入社試験2
 さて二日目。今日はタクシーで行くことにした。なんとかまた訓練センターに着き、みんな勢ぞろい。まずは午前中シュミレーター試験を受け、昼食を摂った後担当試験官から制服と空港に入るためのIDを受け取る。昨日サイズを聞かれていたので何とかぴったり収まる。胸にIDをつけ、会社が用意した車で、運行乗務員室へ連れられていった。

みんな興味津々で俺たちを見つめている。客室乗務員室からちらほら覗きに来るCAたち。6人の中でも俺は結構有名人だったりするんで、なんだかうるさい。打ち合わせ用の机につき、試験官より、概要を伝えられ、組み分けされる。順番に60分ほどの実機試験。

まずは俺と、年末に組んだ北田さん。駐機場に試験用のB747が2機置かれてあった。

「さ、機体運行前点検からお願いします。」
「はい・・。」


俺と北田さんで、いつものように運行前点検。隅々まで点検し、機内に乗り込む。白い機体に青いライン。お馴染みの機体。まあ中は一緒だけどねぇ・・・。

「機内運行前点検。終わったら管制塔に・・・。」

指示されたとおりにはじめ、管制塔の誘導で、滑走路にたどり着く。離陸は北田さん、着陸は俺担当だといわれる。管制塔から離陸許可が下り、北田さんが操縦桿を操作する。徐々に速度が増し、スムーズに飛び立つ。レーダー、計器類を確認しつつ、旋回し、再び管制塔に着陸許可と誘導を連絡する。管制塔から着陸する滑走路の指示と、着陸許可をもらい、俺は口頭で角度、速度、高度を確認しながら操縦桿を握って着陸。車輪が地に着いたことを確認後、逆噴射。いつもどおりのスムーズな着陸。

久しぶりにB747を操縦した割には上手くいったかな。そしてもといた駐機場へ戻る。最後の確認を終えた後、機体から降りる。あんなに硬い怖い顔をした試験官の顔が緩む。

「さすが噂どおり、弐條さんの着陸はすばらしい。今日のような天候不順な時なのに。」

北田さんは俺の背中をぽんぽんと叩き、微笑む。

今日は天気が悪い。風もちょっと強い。霧も少し出ている。まあ俺は様々な気候条件をクリアして資格も取っているから、大概の気候条件での離着陸は可能だ。

今まで見てくれた試験官は次の3組目の試験に移った。3組目も終わり、訓練センターに戻ると、制服とIDを返却し、再び試験会場へ。そして採用試験の結果が発表される。もちろんみんな合格。そりゃそうだろ。今いる会社の精鋭集団なんだから。

「北田さんと弐條さん、すぐにでも来て頂けませんか?すぐにではなくても、6月1日付で、成田空港支店に・・・。もちろんご希望通り欧米路線で・・・。」

半月後???俺と北田さんは向かい合って、苦笑。

「どうしますか?弐條君・・・。」
「どうしますか北田さん・・・。」

もちろん週末まで猶予をもらった。7月に移るつもりでいたからねぇ。もちろん俺の場合引越しとかあるから、フライトは2週目になるだろうけどね。どうする?俺。

雅と相談しなくちゃね。勝手に決めると後が怖いから・・・。(未だに尻に敷かれている俺・・・。)
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