4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (66)退職
 私の旦那様孝博は5月末付けで、退職が決まったの。私の勤めている航空会社を引き抜きで退職。なんと精鋭主力メンバー6人が一斉に引き抜き退職したために、うちの会社の株価は暴落。史上最低の株価を推移している。というより毎日取引停止状態。これくらいで株って動くんだろうかなんて・・・。私の大嫌いな九條実朝。うちの会社の個人筆頭株主。これはもう大損だね。罰が当たったのよ罰が・・・。損益十数億円単位じゃない???それでは無理かもね。

 孝博の最後のフライトの日、私は休みを取って引越し準備を整える。簡単な引越しだから、送れるものは宅急便で送って、後は孝博の愛車で東京まで一緒に帰ることにしたの。孝博は最後のフライトで制服、ID、名札、その他諸々を返却し、挨拶を済ませて大阪の自宅へ戻ってきた。そしてその足で、大阪市内のホテルで宿泊。朝一で東京に帰ることにしたのね。帰ったらすぐに形だけの入社式があるからもうバタバタ。

「最後の最後まで引き止められたよ・・・。伊丹支店の人はいい人ばかりだから、名残惜しかったけどね・・・・。」

美咲は実家に預けてきたからゆっくり二人きりの夜。夜景を眺めながら寄り添って思い出話をしていたの。退職した会社は思い出いっぱいなんだもんね。明日からは孝博と私は別々の会社。それも競合同士の会社でしょ。苦笑しながら、同じベッドで眠ったの。孝博の温かい胸に抱かれながらね・・・。

 孝博と交代で運転しながら東京広尾のマンションまで帰ってきた。まだ荷物は届いていなかったけれど、孝博は早速明日の入社式の準備に取り掛かってた。一緒に入社するメンバーと色々電話で話しながら、楽しそうにしている姿・・・。移ってよかったんだよねって思うことにした。念願の成田勤務だもんね。別に大阪勤務が嫌いではないんだけど、やはり国際線に戻りたかったからという理由で競合会社に移ってきた。

いまだ私の会社は混乱している。もちろん私は呼び出されて、色々嫌味言われたり、引き止められたりしているんだけど、孝博が決めたことだから、何にもいえないよね。

「雅、疲れたろ。まだ時間あるから、いつものエステでも行って来いよ。リフレッシュして来たらいいよ。俺も一眠りするからね。」
「うん。行ってくる。」

私は予約の電話を入れ、着替えて家を出る。孝博はきっとどっと疲れが出てきたんだろうね、すぐ眠ってしまった。いままでご苦労様、孝博・・・。これからもがんばってね。
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