4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (75)籐華会2
 何とか籐華会はお開きへ向かっている。昨日までのフライトで疲れているはずの孝博は、一生懸命ホストとしてがんばっていた。パパもがんばっている孝博を見て微笑んでたわよ。お爺ちゃまもとても褒めていたわ。


「雅、孝博君の会社の持ち株、すべて孝博君名義に変えておいたよ。個人保有としては最高の40%。あと色々な株も、すべて孝博君名義に変えた。まあ言う生前贈与だと思ってくれたらいい。」

「お爺ちゃま・・・。」

「孝博君を次期当主として認めよう。本来なら、政治家になって欲しいのだけど、それは無理みたいだからね・・・。雅、はじめ私は孝博君を認めたくはなかったのだよ。いとこで結婚すると聞いた時は目の前が真っ暗になったよ。本当なら、どこかの政治家の息子か大きな会社の御曹司とでも結婚させようと思っていたが・・・。まあ孝博君はよくやってくれている。雅も大切にしてくれているしね。」




そういうとお爺ちゃまは微笑みながら椅子に座ったの。そして籐華会はお開き。



私は妊娠中でしょ。孝博が招待客を見送りに行っている途中、会場の隅で一休みしていたの。双子を妊娠中だから、無理は禁物ってことで・・・。まだ公にしてないし・・・。




会場は誰もいなくなって、私も会場を出ないとって立ち上がり、出口へ向かう。そしてお化粧を直すために化粧室へ。着物だから、少し窮屈。少しつわりも始まっているからか、少し吐きそうになりながらも、化粧室を出る。早くこの着物脱ぎたいなあって思いつつ、ため息。すると前からにやけた顔の九條実朝。




「やあ、雅さん。相変わらず綺麗だね。今日のお着物もすばらしい。で、いついい返事くれるの?今日、ちゃんと例の書類持ってきているんだけど・・・。いつになったら僕の女になってくれる?書類とは別にいいもの持っているよ。これはきちんと返さないとね。」




というと、私に指輪を渡す。




「私の永遠の王子様・孝博へ・・・。」




と実朝が英語でさらっと言う。よく見ると孝博の結婚指輪。どうして実朝が持っているわけ?




「あのねそれ、旦那が単身赴任中にさ、ある女の子が持っていたらしいんだけど、渡そうと思ったら会社辞めたっていうから、巡り巡って僕のところへ来たってわけさ。また浮気してたんじゃないの?単身赴任中に。」


そういうと実朝は私を抱きしめて耳元で言う。




「僕の女になれば、今よりもずっと幸せにしてあげるよ。ホント君の旦那はよくあんなことやってくれたよね。僕は例の株で大損してしまったよ。ま、あれくらい僕の小遣い程度だから別に構わないけど。」




私は実朝を引き離し言うの。




「私は孝博と別れない。私はあんたとなんか一緒にならないし、不倫だってしない!」
「どうして?あいつは雅さんをだましているんだよ。いい夫の面して裏ではひどい事しているのに?」
「裏で?でもいいの。私は孝博を手放さないから。ホント残念でした。実朝君。私は孝博に愛されているの。私には美咲だっているし、おなかにはかわいい赤ちゃんがいるんだから。」
「そのようには見えないけど?ほんと?うそだろ?」
「うそじゃないわよ。ほら。」




私はバックから母子手帳を1冊出す。すると実朝は顔色を変えるの。そしていきなり!




 私はおなかに痛みを感じ、意識が遠のく。たぶん実朝が・・・。私のおなかを・・・。私は壁にもたれながら座り込んだ。遠くで私を呼ぶ声。この声は孝博?


「雅!どうした!雅!誰か!救急車を頼む!!家内は妊娠中なんだ!!!」
「孝博・・・おなか・・・。」


私は意識を失った。私の赤ちゃんたち・・・どうなるの?

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