4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一途 (83)お受験1
 願書もきちんと出した。数園の有名幼稚園とそして学習院幼稚園。どこか受かればいいよねって感じでお受験。真っ先に学習院の保護者面接ね・・・。きちんと美咲にお受験用の服を着せ、孝博と待ち合わせる。孝博はフライトバックを持ったまま走ってきた。




「ごめんごめん。間に合った?」
「ん、まあね。どうしてフライトバック持ってきたの?」
「機密情報が入っているから、車上荒らしにあったら大変だろ?だから。」




そういうと美咲の手を握って思い出の学習院幼稚園へ。もともと私たちは同窓生。受付を済ませ、美咲を子供たちの控え室に預ける。美咲は手を振って先生に手を引かれて受験する幼児の輪に加わる。私たちは面接の控え室へそこで懐かしい顔に出会う。私の幼稚園からの友人。元宮家にいた子。そういえば長男が美咲と一緒って聞いた。もしかしてと思ったらその通り。




「雅さん、お久しぶり。色々噂には聞いているわ。あちらがご主人?」
「お久しぶり。幸子さん。結婚式以来かしら?どう?宮家を出て。」
「何とかね。主人もとてもいい人だから。」




ある旧家に嫁いだ幸子さん。相変わらず御淑やかで、変わらない。




「雅さん、妊娠中?いつ?もしかしてもう生まれる?」
「ううん。予定は2月なんだけど、双子だから。年明けかもしれない。」
「え?双子ちゃん?雅さんも双子だったわよね?彬君は元気?」
「相変わらず父の秘書官をしているわ。」




すると私たちの順番が来たのね。こういうのって何年ぶり?もちろん色々聞かれたわよ。定番のものがほとんどだけど・・・。




「弐條雅さん。お久しぶりね。」




園長先生って・・・。私の恩師?そして孝博の事も覚えておられたみたいね。もちろん従姉弟で結婚したことバレバレ・・・。昔話で盛り上がった・・・。先生ったら、昔の事を・・・。




「雅さんね、いじめっ子をよくやっつけていたわ。本当に正義感の強い女の子で、よく彬君を守っていたわね。彬君は泣き虫さんだったから・・・。孝博君は小さいころからホント女の子に囲まれて、ままごととか嫌々させられていたのを覚えているわ。いつもお父さん役ばかり・・・。本当に二人とも立派になって・・・。」




なんて・・・面接なのにね・・・。何とか面接終了!美咲を迎えに行くと美咲は泣いていたの。




「どうしたの美咲?」
「ママァ!!!パパァ!!!」




孝博は美咲を抱き上げてなだめる。見ていた先生は理由を言うのね。美咲は意地悪していた男の子を怒ったらしいのね。そうしたらその子が突き飛ばしてきたって・・・。美咲は転んでしまって泣いたらしいのよ。




「ミイちゃんここ行かない!幼稚園行きたくない!」
「美咲、そんなこと言ったらいけないよ。美咲はいいことをしたんだ。いい子だね、美咲は。」




孝博が美咲をぎゅっと抱きしめて言い聞かしている。美咲は珍しく泣き止まなかった。行かない行かない!って言い続ける美咲。美咲はずっと大人の世界で暮らしてきたんだもの。もちろん公邸では厳しくいいことと悪いことはしつけられてたのよね。美咲は総理官邸へよく遊びに行って内閣府の職員にまで怒ってたらしいの。「廊下は走っちゃだめえ」とか色々ね。それが当たり前だったからね・・・。ホントたくさんの同年代の子供と遊ぶ機会なんて少なかったのよね・・・。戸惑っているのかな・・・美咲は・・・。




ずっと美咲は孝博の胸に顔をうずめてしくしく泣いていた。孝博のスーツがびっしょりになるくらい・・・。孝博は重いフライトバックを持ちながら美咲も抱っこしているもんだから大変そう・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。