4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第3章 宇治の姫君
綾姫は京にある実家の東三条邸に戻ってきた。すると慌てて父である右大臣が姫の元に飛び込んできた。
「綾姫や!何かあったのか!今までいくら使いを出してもいっこうに戻ってこなかったのに!」
「お父様、別に何もないもん。ただ、都に帰りたくなっただけだから・・・。」
(ホントはそうじゃないのだけど・・・)
「お父様!内大臣様の御宅ってどこにあるの???」
「はあ???あの自慢しいの内大臣か???」
「????」
すると右大臣は腹立たしい顔をしながら姫に言った。
「今日もあの右大臣に自慢されたのだ!何が光源氏の再来かと間違うような若君がおるだとそなたのまだ裳着も済ませてない姫はまだ北の方と一緒に田舎にこもりっきりでいい婿はとれんだと?あの不細工な顔した狸じじいのくせに。北の方は当代一の美人と歌われたのだが、北の方の若君以外は、みな側室が生んだ不細工な姫ばかり・・・若君もずっと北の方のご実家で育ったらしいが・・・きっとあの内大臣に似た可愛げのない者だろうて・・・。東宮様と同じ歳でいとこ同士であられ、ずっと一緒にお育ちになったから、将来出世は約束されたようだがなあ、あの内大臣の息子じゃ、たかが知れてるワイ!そういえば、あと十日後に元服だと聞いたぞ!そうだ!姫も裳着をする!早く用意だ!一番早い好い日を探せ!あの内大臣に負けないようにいくら費用をかけてもよい!姫にふさわしい公達に招待状を出すようによいな!」
「お父様!綾は!!!」
「よいな、裳着が済むまでうちの姫らしくおとなしく過ごすのだぞ!変なうわさが立ってはならぬ!いいな!!!」
そういうと右大臣はどしどし音を立てながら、立ち去っていった。
(私、裳着なんかしたくない!したら宇治の君、藤原常康様と会えなくなってしまうわ!)
「どうしたらよいの???萩。これなら宇治にいればよかった・・・」
「そうですわね・・・まだ裳着は少し早いと思っていましたのに・・・。でも殿のおっしゃっておられるような若君に見えませんでしたが・・・。誠実そうで、とても品のよい若君様のように・・・。」
遠くから大きな音を立てて右大臣かやってくる。
「今占わせたらうちも10日後だ!今日から準備に取り掛かるぞ!いいな!やはりうちの家柄からいって・・・東宮に入内かな・・・年も2つしかかわらんことだし!そのように根回しを・・・・。」
「お父様それはいや!いや!内裏には御姉様がいるじゃない!帝の女御として!」
「東宮に入内するのだから問題ない。精進せよ。裳着が終わると即御妃教育だ。いいな。お前の母は先代帝の妹宮でこの右大臣の姫だから入内もおかしくない!どうして今まで気が付かんかったのか・・・・。」
右大臣は綾姫の意見を聞き入れずに大笑いしながら立ち去っていった。
一方宇治にいる常康は宇治の姫君を忘れることが出来ずにいた。
(あの姫はどちらの姫なのか・・・・身なりから行って結構な家柄と思うけど)
「晃!明日戻ると父上に伝えてくれないか。」
「若君!まだこちらに来て日が浅いのですけれど・・・・。」
「いい!それと今から先日の御邸に狩衣をお返しにいってくる。用意を!」
「はい!」
(なんとしてでも・・・聞き出さないと)
常康は先日の宇治の姫君がいたお邸についた。
「まぁ、若君様!わざわざ直にお返しにならなくとも・・・。うちのものに取りに行かせますのに・・・。」
「いえ先日は大変お世話になり、なんと言うか・・・そう!姫、綾姫はどうして急に!」
「私もわかりませんの・・・。急に帰るといって・・・・。姫にとっていいお友達に出会えたと思ったのですけれど・・・・。私も明後日に都に戻らないといけないようになってしまいましたの・・・。私の殿が姫の裳着を急にすると先ほど知らせが来まして・・・あと5日後なのですが・・・」
「え!私の元服と同じ日にですか!!」
「そうなのです?これでもうあなたともお会いすることが出来ないのですね。とても残念です。明後日までこちらにいますので、また遊びにいらしてね。私、姫が都に戻ってから、とても寂しくって・・・。あなたのような若君が生まれていれば、このようなところに篭る事はないのですけれど。多分もうあなたと姫は会うことは出来ないでしょう。うちの殿がお許しにならないと思います。」
「どうして??」
「あなたのお父様とうちの殿は犬猿の仲ですので、きっと・・・・文のやり取りさえさせてはもらえないと思うのです。」
「そうですか・・・・では姫のお父上はどなたですか?」
「いえません。元服され,出仕されるようになるとわかると思いますけれど・・・。私の口からは申し上げられません。ただ姫が突然帰るといった前の日に同じようなことを姫についいってしまったのです。」
というと宇治の姫君の母はほろほろとお泣きになったのです。
《作者の解説》

やはり二人には大きな壁が・・・。よくあるパターンですね^^;ロミオとジュリエットみたいな^^;どうして綾姫の母宮が名前を明かさなかったのか?私にさえ疑問?やはりおうちにとって恥ずかしいことなのでしょうか?どうしてここにいるのかは後ほど・・・。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © ねぇね2人と双子っちのママのお部屋。別館. all rights reserved.
さくらと空 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。