4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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一途 (93)生まれる?
 夕食を食べながら、雅は顔を歪ませる。




「痛い?」
「んん・・・・。」




食べては箸を止め、食べては箸を止め何度も繰り返す。




「雅、始まったんじゃないか?助産師さん呼んで来ようか?」




夕飯半ばで、雅はまったく食べ物を受け付けなくなった。俺は看護師を呼び、見てもらう。




「まあ!準備しないと!!!8割方進んでるじゃない!」




始まったらしい・・・。出産準備中に俺は総理官邸にいるお父さんに電話を入れる。もちろん代官山の母さん、そして俺の父さんにも・・・。俺は雅の背中や腰をさすりながら、声を掛ける。




「雅、がんばろうな。もうすぐ生まれるって・・・。」
「んん・・・。」




ホント双子だからか進みだすと早い。あっという間にもうすぐ生まれますよって助産師さん。雅の息遣いはさらに荒くなる。ラマーズ法という呼吸法で何とかしのいでいる感じで。俺も雅の手を握って一緒に・・・。主治医と小児科担当の先生がやってきた。もちろん早く生まれるわけだから、保育器2個。




「弐條さん、お父様いらっしゃっていますよ。」




と看護師さんが声を掛ける。きっと外でははらはらドキドキして待っているんだろうな・・・。俺の父さんは来ているんだろうか・・・。母さんは?鉢合わせて気まずい雰囲気になっているんだろうか?ま、そんなことどうでもいい。今はわが子の誕生を待たなくては・・・。




「間もなくですよ。」




と、声を掛けられ、雅の呼吸法も変わる。すると弱々しいけれど泣き声が聞こえた。




「弐條さんまず男の子ですよ。元気な男の子です。」




そういって雅の胸の上に生まれたばかりの長男を置く。雅は潤んだ瞳で長男を見る。でもあと一人お腹にいるんだよね。長男は保育器に入れられ、先にNICUへ。一息つくと次の子の陣痛が始まる・・・。次は一人生まれたあとなので、楽ですよって言われるんだけど、そのように見えない・・・。俺は疲れきってしまった・・・。なんてだめなパパなんだ・・・。




「孝博・・・。いいよ外で待っていても・・・。ありがとう付き添ってくれて・・・。」
「ごめんな・・・雅・・・。あと一人、がんばれよ。」




そういうと後を任せて、病室を出る。
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| | 2009/09/19/Sat 18:40[EDIT]
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さくらと空 
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