4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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第4章 元服
 「今日は大変めでたい!!」
と、うれしそうな顔をしながら、内大臣は常康のいる部屋にやってきた。そしてこの日のために用意した衣装や、改めて用意したお付きの者たちを見て自己満足をする。
「父上、私のためにここまでしていただきましたこと、大変感謝しております。」
「何を言う!摂関家の流をくむ内大臣家の唯一の若君にここまでしないと恥になる。そうだ、帝、皇后様より、お祝いの品をいただいたよ。もうこれでお前の出世は間違いない!あとは宮家の姫君でも降嫁して頂いたなら、申し分ないのだが・・・。」
すると女房が入ってきて、内大臣と常康に申し上げる。
「あの・・・お客様が見えております。」
「もう来られたか?どなたかね?」
「それが・・・・常仁と申されて・・・・」
「常仁・・・・もしや!早く寝殿にお連れを!!」
「いえ、もうこちらに・・・・・」
 女房の後ろに直衣を着た公達が立っていた。まさしく東宮である。元服され、東宮になられて初めての再会となる。やはり東宮になられてから以前と比べて大人びておられるが、やはり常康とよく似ており、以前と同様に活発でおられる。右大臣は頭を下げ申し上げた。
「どうしてこの様な所・・・。」
「ちょっと今日のことを母君から聞いたので抜け出してきたのだよ。どうしても常康と会いたくなってね・・・。父上には内緒にして欲しい。相変わらず叔母君もお元気なようで、安心しました。そうだ父上が常康に官位をいただけるようだよ。確か少将だったような・・・体が弱いお前が少将になれるのか?」
 常康はいつものように言われる「体が弱い」という一言にムッとした様子でうつむいて式が始まるのを待った。いつの間にか東宮は帰られたようで部屋の中は静まりかえっていた。本当に相変わらす東宮は常康に対して見下した言い方やお振る舞いになられる。なんと言うかまじめな常康と正反対というか・・・・。顔や背丈はよく似ていても性格は正反対なお二人なのです。
 何とか無事に元服の式が終了し、帝の使者から官位を受け、右近衛少将に任じられた。一方宇治の姫君も無事裳着の儀式が終了し、右大臣の正式な姫として披露された。


《作者解説》

東宮との再会です・・・。本来元服や裳着は夜中に行われます。内大臣家と右大臣家、同時の成人式は招待客にとってどちらに行こうか迷うところだと思います。どちらに行くかによって派閥が出来るのでしょうか?東宮って嫌味な性格?どうでしょう・・・嫉妬かも?常康は右近少将に任じられますが、普通はもう少し下の位からのスタートではないかと思います。官位をいただくときの方法がわかりませんのでホントにあやふやにさせていただきました^^;絶対突っ込まれそう^^;
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