4年生、2年生のねえねと、幼稚園児の双子っちのいるママです。アメブロで発表している小説の倉庫として使っています。お好みの物があるかわかりませんが、覗いてくださいね^^ ご感想お待ちしております!

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第78章 早すぎる縁談
 鈴華が懐妊発表して少し経った頃、藤壺にニコニコしながら鈴華の父君内大臣がやってくる。まだ懐妊間もないというのに、内大臣は鈴華に言う。


「鈴華、入内して半年で懐妊し、父はうれしい。年明けには生まれると聞いた。土御門殿を知っているね。今日土御門殿に言われたのだ・・・。昨年土御門殿の一の姫が同じ摂関家の高陽院殿の嫡男参議殿と結婚した事を知っているであろう。丁度鈴華と同じ頃に懐妊してな・・・。鈴華が産んだ子と土御門殿の一の姫が産んだ子の縁談を言ってきたのだ・・・。」


鈴華は首を傾げて言う。


「まだわたくしもあちらも懐妊間もないのにですか?どちらが生まれるかさえわからないのに・・・。」
「こういうことは早いほうがいいのだよ鈴華・・・。嫡流の土御門殿と姻戚関係であれば、うちの堀川家も安泰というもの・・・。」


鈴華はその考え方がよくわからないようで、理解できなかった。


「土御門殿も、よく考えたものだ・・・。藤原北家系統をまとめようとお考えだ。その上、今日帝にも東宮康仁親王に縁談を持ち込んできた。まだ御年二歳であられるのに・・・。今年初めに生まれた嫡男左大弁殿の姫君との婚約を・・・。また、帝にも二の姫の入内もだ・・・。もちろん帝はたいそうお困りであったが・・・。今こそ藤原一族が結束して今は帝と外戚関係ではない現状を何とかしようとされている。」


さらにややこしい状況に鈴華は不思議に思った。


「お父様、姻戚関係にこだわるのでしたら、私のおなかのお子よりも、妹の二の姫を土御門様の次男少納言様と縁談された方が良くて?」
「お前は父の言うことに従っておればいいのだ。」


そういうと急に立ち上がって退室していく。鈴華は困り果てて、弘徽殿の中宮のもとを訪れる。中宮の耳にも東宮の縁談話が入ったらしく、困った顔をして鈴華に話しかける。


「まぁ!お腹のお子にまで縁談話を?何を考えているのかしら・・・土御門殿たちは・・・。鈴華様、何とか阻止をしないといけませんわ・・・帝も多分大変お困りでしょうね・・・。」
「綾乃様・・・。本当にどのようにすればいいかわからないのです・・・。」
「鈴華様、帝がお許しにならないと、東宮も、鈴華様のお腹のお子も簡単には婚約できないでしょうが・・・。この私でもややこしすぎて・・・。摂関家は何をしたいのかさえわかりませんわ・・・。あ、ごめんなさい・・・鈴華様は摂関家の方でしたわね・・・。」
「いいのです。私も訳がわからなくなってしまって・・・。」
「多分、土御門殿は関白の座を狙って仕掛けてきたのかもしれませんね・・・。」


二人は何が何だかわからない様子で、ああでもないこうでもないと話をする。もちろん帝は申し出を本気にしておらず、とりあえずまだ先のことだからと東宮の縁談を断ったのは言うまでもありませんし、まだ生まれてもいない子の縁談に関しても帝の耳に入った頃、帝は土御門殿と堀川殿を呼んで、叱責したのは言うまでもありません。もちろんこの二つの縁談に関しては破談になったのです。



《作者からの一言》

これは番外編^^;私も書いていて何がなんだか・・・。削除しようと思ってそのままでした^^;チラッとこの後出てくるので^^;
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